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ソウキョクニガタトイウヤマイ

双極II型障害という病

改訂版うつ病新時代

内海健 著

定価 1,944円 (本体1,800円) 在庫あり

数量:

ポストメランコリー型時代の気分障害の本質

今日の気分障害の臨床は、若年事例や治療抵抗性事例の増加、過量服薬、リストカット、病名依存など、さまざまな困難を抱え込んでいる。
そのような現代の気分障害を象徴する「双極Ⅱ型障害」に焦点を合わせ、回復への里程標とする。
好評を得た『うつ病新時代』、改訂新装版!

ISBN 978-4-585-24005-1 Cコード C1047
刊行年月 2013年7月 判型・製本 四六判・上製  264 頁
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目次

まえがき

第一章 気分障害略史―メランコリーから双極Ⅱ型障害まで
メランコリーの系譜
躁うつ病からうつ病へ
双極スペクトラム―回帰と新たなる展開

第二章 軽躁というデーモン
躁と軽躁
軽躁の見極め方
軽躁は悪いとばかりはかぎらない
極性のフォルム

第三章 臨床プロフィール
事 例
少し異質なうつ状態
不安、そして焦燥
Demoralization(士気低下)
領域横断性

第四章 治療の指針
事 例
治療の第一歩―抑うつをしっかり捉えること
速い波と混合状態から脱け出すこと
休息について
治療の枠組み―当事者にやってもらいたいこと
軽躁への対応―チームワークの大切さ
薬物療法についての私見

第五章 同調性の苦悩
病前性格論の系譜
双極Ⅱ型障害の心性
精神療法のポイント
病の中のレジリアンス

第六章 混合状態―交錯する躁と鬱
古典的な混合状態
回復期の動揺
混合状態の三角測量
軽症化の逆説

終 章 うつ病新時代
メランコリー親和型性格の残照
まつりのおわり
双極Ⅱ型障害とポストモダン心性

あとがき
改訂版あとがき

編著者プロフィール

内海健(うつみ・たけし)
1955年生まれ。精神科医。1979年、東京大学医学部卒業。現在東京藝術大学保健管理センター教授。専攻は精神病理学。日本精神病理学会理事、日本病跡学会理事、日本うつ病学会双極性障害委員会委員。
著書に『スキゾフレニア論考』(星和書店、2002年)、『「分裂病」の消滅』(青土社、2003年)、『精神科臨床とは何か』(星和書店、2005年)、『うつ病の心理』(誠信書房、2008年)、『パンセ・スキゾフレニック』(弘文堂、2008年)、『さまよえる自己』(筑摩書房、2012年)などがある。