白居易研究年報18
ハクキョイケンキュウネンポウ ダイジュウハチゴウ

白居易研究年報 第18号

特集 飲酒と喫茶
白居易研究会 編
ISBN 978-4-585-07096-2 Cコード 3098
刊行年月 2018年2月 判型・製本 A5判・並製 448 頁
キーワード 文化史,漢文,比較文学,古典,中国,中古

定価:6,600円
(本体 6,000円) ポイント:180pt

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書籍の詳細

白居易文学において、量・質ともに二大双璧をなす「飲酒詩」と「喫茶詩」。
陶酔・非日常性に繋がる飲酒と、覚醒・日常性に繋がる喫茶という、好対照をなす題材に着目し、中国文人にとっての題材や思想の問題、文学史・文化史における意義など多角的な視点から考察する。

 

 

目次
【特集 飲酒と喫茶】
特集に寄せて 埋田重夫
「一甌の茶」と「七盌の茶」―中国茶文化における白居易の重要性について― 高橋忠彦
「酔吟先生伝」を読み直す―対話的考察の試み― 諸田龍美
源氏物語須磨の巻における白詩と道真詩の受容について―「琴詩酒」と「雪月花」― 新間一美
白居易の飲酒詩と平安朝漢詩 本間洋一
白居易の喫茶詩について 埋田重夫
白居易と平安時代の茶の詩 北山円正
韋応物詩における茶について―茶の表現と吏隠意識との関連― 山田和大
日本中世禅林文学における茶に関わる典故表現について 太田亨
【コラム】白楽天と茶掛け 石塚修
浦上玉堂における白居易への敬慕―琴と酒とをめぐって― 下定雅弘
白居易の酒と茶の詩―山人文学の視点から― 金文京

【研究紹介】『白氏文集』における「茶」と「酒」についての研究 下定雅弘
【投稿論文】菅原道真の斉物観の形成―「北溟章」に見える白居易詩の影響― 李現
【訳注】晁迥『法蔵砕金録』所収白居易関係資料訳注稿(二) 澤崎久和
『白氏長慶集巻第廿二』翻刻 付 諸本校異 金澤典子
【書評】文艶蓉著『白居易生平与創作実証研究』上海古籍出版社、二〇一六年十一月―日中両国の新資料と研究手法の活用― 大渕貴之
戦後日本における白居易の研究(白居易・白氏文集に関する研究)―二○一六年― 中木愛
日本文学へ与えた白居易の影響に関する研究―二○一六年― 下定雅弘

編集後記 埋田重夫

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