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デジマユウジョトオランダツウジ

出島遊女と阿蘭陀通詞

日蘭交流の陰の立役者

片桐一男 著

定価 3,888円 (本体3,600円) 在庫あり

数量:

遊女の手紙100通を初解読

出島を舞台に繰り広げられたカピタンはじめ商館員、船員、遊女のやりとり、それを支える通訳官の活躍を新発見史料と絵画から描き出す。

ISBN 978-4-585-22197-5 Cコード C1021
刊行年月 2018年5月 判型・製本 四六判・上製  240 頁
キーワード 交流史, 日本史, 江戸, 近世

目次

男が多いか、女が多いか―『出島図』を覗いて、プロローグ―

Ⅰ 遊女の出島、通詞の出島
一 「実状」と「実情」はどちらか―「玉突き図」二枚の謎―
二 解決! 遊女の揚げ代請求の和・蘭混交文
三 睨めっこか、談笑か―日本語か、オランダ語か―
四 魅力的な遊女代―計算書を検算してみたら―
五 遊女は大怪我、禿は焼死―出島の大火―
六 出島の網戸と蚊帳―それは誰のためのものなのか―
七 駱駝二頭のプレゼント―ラクダはどこまでいったやら―
八 贈物の数かず―白砂糖のプレゼントは甘かったか、おいしかったか―

Ⅱ 遊女の手紙を読む
一 オランダに遺存する遊女の手紙―カピタン宛に出すは、出すは―
二 遊女は手紙魔か―蘭語訳付き遊女の手紙は語る―
三 遊女の手紙、通詞が伝える―カピタンの気持ち、遊女の心、楼主の思わく―
四 遊女の手紙を読み込む

Ⅲ 日蘭交流における蘭人と遊女と通詞
一 乗船員名簿から来日蘭人の年齢を見る―独身の若者たち―
二 長崎屋の娘つるとみのの手紙―書いたのは誰? 読んであげたのは誰?―
三 大槻玄沢の頼み―江戸の蘭学者、通詞が頼り―
四 長崎の遊女町絵図―廓内の様子を読む―
五 丸山町・寄合町の遊女たち―太夫の数、ことば、あそび―
六 丸山の料理―器も料理も国際色―
七 紅毛人江売込候遊女揚代金―粋なはからい、奉行か、幕府か―

附 録
一 北の大地の遊女と遊女街
二 長崎丸山の遊女と遊女街

まとめにかえたエピローグ

編著者プロフィール

片桐一男(かたぎり・かずお)
1934年(昭和9年)、新潟県に生まれる。1967年、法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程単位取得。文学博士。現在、青山学院大学文学部名誉教授。公益財団法人東洋文庫研究員。青山学院大学客員研究員。洋学史研究会会長。専攻は蘭学史・洋学史・日蘭文化交渉史。
主な著書に『阿蘭陀通詞の研究』(吉川弘文館、角川源義賞)、『杉田玄白』(吉川弘文館人物叢書)、『蘭学家老 鷹見泉石の来翰を読む─蘭学篇─』(岩波ブックセンター、ゲスナー賞)、『知の開拓者 杉田玄白―『蘭学事始』とその時代―』(勉誠出版)、『伝播する蘭学―江戸・長崎から東北へ―』(勉誠出版)、『江戸時代の通訳官―阿蘭陀通詞の語学と実務―』(吉川弘文館)、『勝海舟の蘭学と海軍伝習』(勉誠出版)、『シーボルト事件で罰せられた三通詞』(勉誠出版)などがある。

書評情報

「信濃毎日新聞」(2018年7月1日付)に紹介文が掲載されました。
BOOKウォッチ(金曜J-CAST書評)」(2018年7月6日)にて書評が掲載されました。