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アジア遊学 225

マンシュウノセンゴ

満洲の戦後

継承・再生・新生の地域史

梅村卓・大野太幹・泉谷陽子 編

定価 3,024円 (本体2,800円) 在庫あり

数量:

「満洲国」崩壊後の移行期の生活・経済・文化に焦点を当てる

日本敗戦後の満洲(中国東北地域)で人々はいかに生きたのか。経済・文化面ではいかなる変動があったのか。
満洲国時代から、日本敗戦、国共内戦、中華人民共和国建国を経て、1954年に東北が中国の一地域に再編されるまでを連続的にとらえ、移行の実態を明らかにする。
従来の研究では十分ではなかった国民政府時期の状況、中国・アメリカ・ロシア・日本の国家間の政局に翻弄されながら生きる民衆に着目した画期的成果。

ISBN 978-4-585-22691-8 Cコード C1320
刊行年月 2018年10月 判型・製本 A5判・並製  256 頁
キーワード 世界史, 戦争, 日本史, 昭和, 東アジア, 近現代

目次

はじめに 梅村卓・大野太幹

Ⅰ 満洲に生きた人々の戦後
ハルビンにおける残留日本人と民族幹事―石川正義の逮捕・投獄と死 飯塚靖
「満洲国」陸軍軍官学校中国人出身者の戦後 張聖東
【コラム】「国民」なき国家―満洲国と日本人 遠藤正敬
【コラム】戦後日本のなかの引揚者―満洲の記憶と想起をめぐって 佐藤量
【コラム】戦後中国東北地域の再編と各勢力の協和会対策 南龍瑞

Ⅱ 戦後の経済と国際関係
長春華商の命運―満洲国期から国共内戦期にかけての糧桟の活動 大野太幹
ソ連による戦後満洲工業設備撤去―ロシア文書館新資料による再検討 平田康治
撫順炭鉱の労務管理制度―「満洲国」の経済遺産のその後 大野太幹・周軼倫
【コラム】スターリンの密約(一九五〇年)―戦後満洲をめぐる国際関係再考 松村史紀

Ⅲ 地域と文化
満映から「東影」へ―政治優先時代のプロパガンダ映画 南龍瑞・郭鴻
『東北画報』からみた戦後東北地域 梅村卓
戦後満洲における中国朝鮮族の外来言語文化と国民統合 崔学松
【コラム】戦後満洲のラジオと映画 梅村卓
【コラム】大連―中国における植民統治の記憶 鄭成

Ⅳ 地域社会と大衆動員
土地改革と農業集団化―北満の文脈、一九四六〜一九五一年 角崎信也
国共内戦期、東北における中国共産党と基層民衆―都市の「反奸清算」運動を中心に 隋藝
「反細菌戦」と愛国衛生運動―ハルビン・黒竜江省を中心に 泉谷陽子
【書評】李海訓著『中国東北における稲作農業の展開過程』(御茶の水書房) 朴敬玉

満洲関連年表

編著者プロフィール

梅村卓(うめむら・すぐる)
茨城大学非常勤講師。専門は中国近現代史、中国メディア史。
主な著書・論文に『中国共産党のメディアとプロパガンダ―戦後満洲・東北地域の歴史的展開』(御茶の水書房、2015年)、「『晋察冀画報』からみた中国共産党の華北イメージ」(貴志俊彦・白山眞里編『京都大学人文学研究所所蔵華北交通写真資料集成・論考編』国書刊行会、2016年)、「李兆麟暗殺事件をめぐる記念とプロパガンダ―戦後東北における中国共産党の支配戦略」(東洋文庫『東洋学報』第95巻第3号、2013年)などがある。

大野太幹(おおの・たいかん)
国立公文書館アジア歴史資料センター研究員・國學院大学栃木短期大学兼任講師。専門は近現代中国東北地域史。
主な論文に「満鉄附属地居住華商に対する中国側税捐課税問題」(『中国研究月報』第691号、2005年)、「満鉄附属地華商と沿線都市中国商人―開原・長春・奉天各地の状況について」(『アジア経済』第47巻第6号、2006年)、「支配の連続性と断絶性―満州国期における満鉄附属地の視点から」(『中国21』第31号、2009年)などがある。

泉谷陽子(いずたに・ようこ)
フェリス女学院大学国際交流学部准教授。専門は中国現代史(中華人民共和国建国初期の社会と大衆運動)。
主な著書・論文に『中国建国初期の政治と経済―大衆運動と社会主義体制』(御茶の水書房、2007年)、「毛沢東時代の展覧会」(柴田哲雄・やまだあつし編著『中国と博覧会―中国二〇一〇年上海万国博覧会に至る道』成文堂、2010年)、「抗米援朝運動の広がりと深化について」奥村哲編『変革期の基層社会―総力戦と中国・日本』(創土社、2013年)などがある。

シリーズ詳細

アジア遊学

★広告情報
・「朝日新聞」(2018年10月6日)に全5段広告を掲載しました。
・「朝日新聞」(2018年11月17日)に全5段広告を掲載しました。
・「産経新聞」(2018年11月26日)に5段1/2広告を掲載しました。