ホンチョウモンズイショウ ゴ

本朝文粋抄 五

後藤昭雄 著
ISBN 978-4-585-29223-4 Cコード 0095
刊行年月 2018年8月 判型・製本 四六判・上製 208 頁
キーワード 漢文,中古

定価:3,080円
(本体 2,800円) ポイント:84pt

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書籍の詳細

日本漢文の粋を集め、平安期の時代思潮や美意識を知る上でも貴重な史料 「本朝文粋」 。
第五巻では、新羅や呉越国との外交文書、平安朝漢文において主要な位置を占めた願文、また、同書に収載される作者のうち最も早い作者である小野篁の作品など十編を紹介。
漢文世界の深遠へと誘う格好の入門書。

 

 

目次
第一章 大宰府の新羅に答ふる返牒(菅原淳茂)─新羅との交渉

第二章 清慎公の為の呉越王に報ゆる書(大江朝綱)付、右丞相の為の呉越公に贈る書状─呉越との交渉

第三章 一条院の四十九日の願文(大江匡衡)─天皇を悼む

第四章 中務卿親王の家室の為の四十九日の願文(大江朝綱)─妻を悼む

第五章 亡息澄明の為の四十九日の願文(大江朝綱)─子を悼む

第六章 空也上人の為の大般若経を書写供養する願文(三善道統)─経典を書写する

第七章 右大臣に奉る書(小野篁)─結婚の申し入れ書

第八章 早春宴に侍りて鶯花を翫ぶ詩の序(小野篁)─内宴の序

第九章 慈恩院初会の序(小野篁)─別宅を寺となす

第十章 秋を惜しみて残菊を翫ぶ詩の序(紀長谷雄)─残菊を賞でる

作者略伝
本朝文粋作品表
あとがき
索引
プロフィール

後藤昭雄(ごとう・あきお)
1943年熊本市生まれ。1970年、九州大学大学院修了。現在、成城大学教授。
主要著書に、『平安朝漢文学論考』(桜楓社、1981年。補訂版、勉誠出版、2005年)、『本朝文粋』(共著、新日本古典文学大系、岩波書店、1992年)、『平安朝漢文文献の研究』(吉川弘文館、1993年)、『平安朝文人志』(吉川弘文館、1993年)、『日本詩紀拾遺』(吉川弘文館、2000年)、『平安朝漢文学史論考』(勉誠出版、2012年)、『本朝漢詩文資料論』(勉誠出版、2012年)、『平安朝漢詩文の文体と語彙』(勉誠出版、2017年)など。

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