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平川祐弘決定版著作集 7

ベイコクダイトウリョウヘノテガミ イチマルリノスケチュウジョウノショウガイ タカムラコウタロウトセイヨウ

米国大統領への手紙―市丸利之助中将の生涯/高村光太郎と西洋

平川祐弘 著

定価 4,536円 (本体4,200円) 在庫あり

数量:

昭和の軍人で範とするに足る人は誰か―
陸軍ならば今村均、海軍ならば予科練の教育者市丸利之助をあげたい
米国大統領へ遺言をしたためて硫黄島で玉砕した軍人歌人の生涯

Rear Admiral R. Ichimaru of the Japanese Navy sends this note to Roosevelt. I have one word to give you upon the termination of this battle.
硫黄島の日本軍の最後の突撃が終った1945年3月26日、アメリカ軍は日本軍の洞窟陣地にこのような英訳文を添えたルーズベルト大統領あての遺言状を発見した。その原文は「日本海軍市丸海軍少将書ヲフランクリン ルーズベルト君ニ致ス。我今我ガ戦ヒヲ終ルニ当リ一言貴下ニ告グル所アラントス」に始まる堂々たる文章である。
予科練の父であり海軍航空隊の司令官として硫黄島で玉砕した市丸利之助とはいかなる人か。

ISBN 978-4-585-29407-8 Cコード C0095
刊行年月 2017年1月 判型・製本 A5判・上製  376 頁
キーワード 世界史, 思想, 日本史, 評論

目次

◎米国大統領への手紙―市丸利之助中将の生涯
第一章 米国大統領への二つの手紙
第二章 予科練の父
第三章 軍人歌人
第四章 硫黄島
第五章 名誉の再会
付録一 毛厠救命 豊子愷
付録二 硫黄島から 市丸利之助の歌、折口春洋の歌 佐伯裕子

◎高村光太郎と西洋
第一章「大和魂」という言葉―北京で『銀の匙』を読む―
第二章 高村光太郎と西洋
あとがき

新潮社版へのあとがき
出門堂版へのあとがき
「昭和」を大観した評論―二転三転の精神史 実像をあぶり出す― 中田浩二
鎮魂の紙碑に寄せて 土居健郎
解説 牧野陽子
著作集第7巻に寄せて―市丸家のご遺族―  平川祐弘

編著者プロフィール

平川祐弘(ひらかわ・すけひろ)
1931(昭和6)年生まれ。東京大学名誉教授。比較文化史家。第一高等学校一年を経て東京大学教養学部教養学科卒業。仏、独、英、伊に留学し、東京大学教養学部に勤務。1992年定年退官。その前後、北米、フランス、中国、台湾などでも教壇に立つ。
ダンテ『神曲』の翻訳で河出文化賞(1967年)、『小泉八雲―西洋脱出の夢』『東の橘 西のオレンジ』でサントリー学芸賞(1981年)、マンゾーニ『いいなづけ』の翻訳で読売文学賞(1991年)、鷗外・漱石・諭吉などの明治日本の研究で明治村賞(1998年)、『ラフカディオ・ハーン―植民地化・キリスト教化・文明開化』で和辻哲郎文化賞(2005年)、『アーサー・ウェイリー―『源氏物語』の翻訳者』で日本エッセイスト・クラブ賞(2009年)、『西洋人の神道観―日本人のアイデンティティーを求めて』で蓮如賞(2015年)を受賞。
『ルネサンスの詩』『和魂洋才の系譜』以下の著書は本著作集に収録。他に翻訳として小泉八雲『心』『骨董・怪談』、ボッカッチョ『デカメロン』、マンゾーニ『いいなづけ』、英語で書かれた主著にJapan's Love-hate Relationship With The West(Global Oriental, 後にBrill)、またフランス語で書かれた著書にA la recherche de l'identité japonaise-le shintō interprété par les écrivains européens(L'Harmattan)などがある。

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