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『古事記』『日本書紀』の最大未解決問題を解く

奈良時代語を復元する
安本美典 著
ISBN 978-4-585-22560-7 Cコード 0021
刊行年月 2018年5月 判型・製本 A5判・上製 360 頁
キーワード 日本語,日本史,古代,考古

定価:3,520円
(本体 3,200円) ポイント:96pt

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書籍の詳細
ビックデータ分析法が解く『古事記』『日本書紀』1300年の謎

当時の人々は『古事記』『日本書紀』を実際にはどのように発音していたのか?
八つの母音があったとされる古代日本語、そのすべてを解明する。
これであなたも奈良時代語が話せる!!

 

 

目次
第Ⅰ編 問題の所在―あなたも、奈良時代語が発音できる!
1 奈良時代には、八つの母音があった
2 八つの母音は、どんな音だったのか
3 議論は、なぜ、複雑化したのか
4 八母音探求のさまざまな手がかり

第Ⅱ編 上代語探求は、なんの役に立つか?―語源の探求などに役立つ
1 古代音韻による語源探求

第Ⅲ編 探求の基礎―森博達氏の「二重母音説」と安本の「拗音説」との対比
1 言語学の基礎知識
2 『日本書紀』についての文献学の基礎知識

第Ⅳ編 『日本書紀』の万葉仮名―解読の重要な鍵、藤堂明保編『学研漢和大辞典』
1 『日本書紀』中国人執筆部分歌謡仮名づかいの問題点
2 『日本書紀』の万葉仮名を調べる

第Ⅴ編 『古事記』の万葉仮名―表記に見られる規則性と法則性
1 『古事記』の「モ」
2 『古事記』の「ア行のオ」について
3 『古事記』の「ワ行のヲ」について
4 『古事記』の「ホ」「ボ」について
5 『古事記』の「メ」「へ」について
6 『古事記』の「太安万侶仮名づかい」の長所・短所

[資料編] 『日本書紀』の全調査データ
あとがき
プロフィール

安本美典(やすもと・びてん)
1934年、中国東北(旧満洲)生まれ。京都大学文学部卒業。文学博士。産業能率大学教授を経て、現在、古代史研究に専念。『季刊・邪馬台国』編集責任者。情報・古学会会員。
専攻は、日本古代史、言語学、心理学。『大和朝廷の起源』(勉誠出版)などの、本シリーズの既刊19点以外の主な著書に、次のようなものがある。
日本古代史関係…『神武東遷』(中央公論社)、『卑弥呼の謎』(講談社)、『邪馬台国への道』(筑摩書房)、『研究史邪馬台国の東遷』(新人物往来社)、『吉野ケ里遺跡と邪馬台国』(大和書房)、『奴国の滅亡』(毎日新聞社)、『新説:日本人の起源』(宝島社)、『邪馬台国はその後どうなったか』(廣済堂出版)、『日本誕生記Ⅰ、Ⅱ』『邪馬台国の真実』(PHP研究所)など。
言語学関係…『日本語の誕生』(大修館書店)、『日本語の成立』(講談社)、『日本語の起源を探る』『卑弥呼は日本語を話したか』(以上、PHP研究所)、『日本人と日本語の起源』(毎日新聞社)、『言語の科学』(朝倉書店)、『言語の数理』(筑摩書房)など。

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