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シテキゲンゴトカイガ

詩的言語と絵画

ことばはイメージを表現できるか

今野真二 著

定価 3,024円 (本体2,800円) 予約商品

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2017/05/31

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「絵」や「詩」を説明するとはどういうことか?

1910年代に活躍した青木繁、竹久夢二、古賀春江、木下杢太郎、恩地孝四郎等の作品・言説を取り上げ、絵画作品をとりまく言語表現をてがかりに、絵とことばとのかかわりを考える。日本語学の第一人者が「イメージ」をキー・ワードに、絵画と詩的言語との近似性に切り込み、日本語学と美術を架橋する新たなこころみ。

ISBN 978-4-585-28034-7 Cコード C0081
刊行年月 2017年5月 判型・製本 四六判・並製  356 頁
キーワード 日本語, 美術, 詩歌, 近代

目次

はじめに

序章
 絵画と詩的言語とのちかさ
 画を描く詩人、詩を書く画家
 言語化・絵画化
 イメージについて
 発信者・受信者
 絵画の言語化
 言語を起点とする
 類義語・連合関係

第一章 「パンの会」に集う人々―文学と美術とが隣り合わせだった時代
 隅田川はセーヌ川
 木下杢太郎「パンの会の回想」
 「パンの会」に集う人々
 明治三十八年〜明治四十二年の頃
 江戸情調的異国情調
 ロセッティを手がかりに
 『屋上庭園』をてがかりに
 ホイッスラーをてがかりに
 木下杢太郎「異国情調」
 『スバル』をてがかりに
 第三回文部省展覧会をめぐって
 天狗屋狂批評

第二章 青木繁―絵とことばについて考える
 久留米に生まれる
 絵画作品の題材・テーマ
 夏目漱石と青木繁
 蒲原有明と青木繁
 木下杢太郎と青木繁
 「海の幸」は未完成か
 黒田清輝の「智・感・情」をめぐって
 出版されなかった「画稿集」
 金と青と緑の頃
 青木繁の絵入書簡
 青木繁と短歌

第三章 竹久夢二・古賀春江―絵を描き、詩を書く人
 竹久夢二
 草画
 作品名・主題・題名―絵画作品とことばの切り結びの始まり
 夢二と文学
 絵入小唄集『どんたく』
 夢二と白秋
 夢二に対する批評
 古賀春江
 『牛を焚く』
 「動き」と「時間」
 「窓外の化粧」・「海」
 古賀の感じた近代風景
 「素朴な月夜」
 「芸術作品」について

第四章 恩地孝四郎―ブックデザイナーとしての生き方
 恩地孝四郎の生い立ち
 恩地孝四郎と萩原朔太郎
 白秋・朔太郎追慕
 恩地孝四郎と植物・動物
 恩地孝四郎と室生犀星
 恩地孝四郎の「抒情」
 本の装幀
 恩地孝四郎の装幀

終章 アンティーム(親密)な時代
 共時的視点と通時的視点
 詩的言語と絵画作品とのちかさ

あとがき
索引

編著者プロフィール

今野真二(こんの・しんじ)
1958年生まれ。清泉女子大学(日本語日本文学科)教授。専門は日本語学。
主な書籍に、『仮名表記論攷』(清文堂出版、2001年、第30回金田一京助博士記念賞受賞)、『百年前の日本語―書きことばが揺れた時代』(岩波新書、2006年)、『文献日本語学』(港の人、2009年)、『図説 日本語の歴史』(河出書房新社、2015年)、『北原白秋―言葉の魔術師』(岩波新書、2017年)などがある。