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ヘイアンチョウカンシブンノブンタイトゴイ

平安朝漢詩文の文体と語彙

後藤昭雄 著

定価 8,640円 (本体8,000円) 予約商品

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2017/05/31

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『枕草子』の著名な一節として、「文は……、願文、表、博士の申し文」の一文がある。
ここにあらわされているように、古来日本の文は様々な文章の様式=文体を有していた。
本書では、平安朝漢詩文を代表する雑詩、讃、記、牒、祭文、呪願文、表白、願文、諷誦文及び碑の10種の文体について、実例の読解および当該作品の読まれた状況の再現により、その構成方法や機能などの文体的特徴を明らかにし、日本文学史・日本文化史における位置づけを提示する。
また、平安朝漢詩文における構成要素として最も基本的なものとなる語彙について、当時の時代的背景・文化的状況を複合的に考察することにより、当該語彙の意味、使用された意図などを明らかにする。
平安朝の言語・文学・政治・思想等、すべての研究に裨益する画期的成果。

ISBN 978-4-585-29146-6 Cコード C3090
刊行年月 2017年5月 判型・製本 A5判・上製  440 頁
キーワード 中古, 古典, 和歌, 平安, 日本史, 漢文

目次

はじめに


 1  経国の「文」―文体が担う社会的機能
 2  小野篁の「輪台」詠
 3  踏歌章曲考
 4  入唐僧の将来したもの―讃と碑文
 5  『三国祖師影』の讃
 6  「和歌集等を平等院経蔵に納むる記」考
 7  外交文書としての牒
 8  菅原道真の祭文と白居易の祭文
 9  平安朝の願文―中国の願文を視野に入れて
 10  願文の主語―空海の願文
 11  菅原道真の願文
 12  呪願分考
 13  表白についての序章
 14  諷誦文考
 15  諷誦文考論
 16  諷誦文論


 17  菅原道真の詩と律令語
 18  平安朝詩と律令語
 19  平安朝詩文の「俗語」
 20  『続日本紀』における中国口語
 21  日本の古代文献と中国口語

あとがき
索 引

編著者プロフィール

後藤昭雄(ごとう・あきお)
大阪大学名誉教授。専門は日本漢文学。
主な著書に『平安朝漢文文献の研究』(吉川弘文館、1993年)、『平安朝漢文学史論考』(勉誠出版、2012年)、『本朝漢詩文資料論』(勉誠出版、2012年)などがある。