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イノウエヤスシノショウセツセカイ

井上靖の小説世界

ストーリーテラーの原風景

藤澤全 著

定価 3,024円 (本体2,800円) 在庫あり

数量:

いまなお読まれ続ける名作家の魅力に迫る

自伝的作品である『しろばんば』、『わが母の記』、芥川賞受賞作『闘牛』、山岳社会小説『氷壁』、移民文学『わだつみ』など、井上靖の膨大な小説作品群から12篇を取り上げ、構想・内容・特色・素材・創作術・文芸性などを広角的に探求する。
名作の数々を丁寧に解説し、巻末には略年譜も収めた、初めてのガイドブック。

    ISBN 978-4-585-29074-2 Cコード C0095
    刊行年月 2014年9月 判型・製本 四六判・上製  320 頁
    キーワード 評論, 近現代

    目次

    はじめに

    Ⅰ 自照と宿縁の内外
     『しろばんば』――自伝による少年の賦
     『北の海』――柔道に魅せられた浪人生の旅立ち
     『わが母の記』――花・月・雪の美に浮かぶ老い
     『グウドル氏の手套』――愛人から正系に入った祖母の肖像
     『比良のシャクナゲ』――父性イメージの崩壊と苦悩
     『わだつみ』――アメリカへ渡った移民の風景

    Ⅱ 社会と人間の時空間
     『氷壁』――アルピニズムと事件と愛と
     『本覚坊遺文』――茶人〈利休〉を問う試み 
     『青衣の人』――ロダンの彫刻や東大寺の「過去帳」などによる連想 
     『闘牛』――行動による新生への賭け 
     『壺』――中国の作家老舎の悲劇 
     『ある女の死』――G・エリオット『サイラス・マーナー』との関わり

    Ⅲ 付 章
     『猟銃』資料(ホノルル・一九六七年夏)
     小説『流転』と『猟銃』の間――その空白の十年を考える

    井上靖略年譜
    あとがき

    編著者プロフィール

    藤澤全(ふじさわ・まとし)
    1937年北海道生まれ。日本大学卒業。米国イリノイ大学留学(客員研究員)。元日本大学国際関係学部・大学院教授、大学院総合社会情報研究科兼担教授。日本近現代文学・比較文学専攻。日本ペンクラブ会員。博士(国際関係)。
    主な著書に、『若き日の井上靖研究』(三省堂、1993年)、『詩人井上靖―若き日の叙情と文学の原点―』(角川学芸出版、2010年)、『井上靖―グローバルな認識―』(大空社、2005年)、『言語文化の諸相』(大空社、2004年)、『Comparative Studies of Yasushi Inoue and Others』(西武出版、2001年)、『日系文学の研究―Japanese Immigrant-Emigrant Literature―』(大学教育社、1985年)、『啄木哀果とその時代』(桜楓社、1983年)などがある。