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グウゼンノニホンブンガク

偶然の日本文学

小説の面白さの復権

真銅正宏 著

定価 3,024円 (本体2,800円) 在庫あり

数量:

虚構には偶然がよく似合う

偶然を、作家はどのように創り上げ、読者はどのように受け取るのか。
日常には偶然が満ち満ちているが、小説における偶然は、すべて作者による虚構である。偶然を、作家はどのように創り上げ、読者はどのように受け取るのか。夏目漱石、森鷗外、横光利一、谷崎潤一郎、江戸川乱歩などの作品を素材に、仕組まれた偶然を考察し、小説の面白さを再発見する!

    ISBN 978-4-585-29077-3 Cコード C1095
    刊行年月 2014年9月 判型・製本 四六判・上製  256 頁
    キーワード 評論, 近現代

    目次

    はじめに 偶然性と文学の蘇生
    第一章 偶然性・虚構性・文学性―夏目漱石・国木田独歩・森鷗外
    第二章 偶然という問題圏
    第三章 昭和一〇年前後の「偶然」論―中河与一
    第四章 通俗小説の偶然性―横光利一・三枝博音・森山啓・川端康成
    第五章 偶然のロマンティシズムと文学―石原純・小林秀雄
    第六章 詩の押韻と偶然―九鬼周造
    第七章 投機と強運―横光利一・獅子文六
    第八章 ギャンブルの執着性と恋愛および嫉妬―織田作之助・久生十蘭
    第九章 犯罪小説の蓋然性―谷崎潤一郎・江戸川乱歩
    おわりに 偶然の魅力
    昭和一〇年・偶然文学論関係参考文献一覧
    あとがき

    編著者プロフィール

    真銅 正宏(しんどう・まさひろ)
    1962年、大阪府生まれ。神戸大学大学院単位所得退学。徳島大学総合科学部教官、同志社大学文学部教授を経て、現在、文学指南研究所所長。専攻は日本近現代文学。
    主な著書に、『永井荷風・音楽の流れる空間』(世界思想社、1997年)、『ベストセラーのゆくえ』(輪林書房、2000年)、『小説の方法』(萌書房、2007年)、『食通小説の記号学』(双文社出版、2007年)、『永井荷風・ジャンルの彩り』(世界思想社、2010年)、『近代旅行記の中のイタリア』(学術出版会、2011年)(以上単著)、『言語都市・上海』(藤原書店、1999年)、『言語都市・パリ』(藤原書店、2002年)、『パリ・日本人の心象地図』(藤原書店、2004年)、『小林天眠と関西文壇の形成』(和泉書院、2003年)、『言語都市・ベルリン』(藤原書店、2006年)、『言語都市・ロンドン』(藤原書店、2009年)(以上共編著)などがある。

    書評情報

    ・「読売新聞」(2014年10月12日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:尾崎真理子(読売新聞編集委員))
    ・「朝日新聞」(2014年11月9日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:いとうせいこう(作家))
    ・「日本文学」VOL.64にて、本書の書評が掲載されました。(評者:高橋幸平(滋賀大学教育学部))