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キンダイニホンニオケルバイロンネツ

近代日本におけるバイロン熱

菊池有希 著

定価 12,960円 (本体12,000円) 在庫あり

数量:

西洋近代の草創期、ヨーロッパを中心に多大な影響力を揮ったイギリス・ロマン派の詩人バイロン。
そのバイロンを近代日本がいかに受容してきたのか。
「近代」という問題に鋭敏な意識を持っていた文学者・思想家たちの「バイロン熱」のありようを通して、近代日本の精神史を描く。

ISBN 978-4-585-29088-9 Cコード C3098
刊行年月 2015年3月 判型・製本 A5判・上製  624 頁
キーワード 大正, 明治, 昭和, 比較文学, 詩歌, 近代

目次

序章

第一章 明治前期におけるバイロン熱の内攻――北村透谷の死まで
 第一節 「厭世詩家」バイロンの誕生
 第二節 人生相渉論争におけるバイロンの影
 第三節 北村透谷の自由民権的バイロン熱

第二章 内なるバイロニック・ヒーローとの戦い――北村透谷を中心に
 第一節 『楚囚之詩』における『シヨンの囚人』受容とその射程
 第二節 『蓬萊曲』における『マンフレッド』受容とその射程
 第三節 「心機妙變」論における『マンフレッド』受容とその射程

第三章 『文學界』同人におけるバイロン熱の運命――北村透谷の死をこえて
 第一節 「暗潮」としてのバイロン熱をめぐる葛藤
 第二節 島崎藤村によるバイロンの「大洋の歌」の変奏

第四章 バイロン熱の退潮と高潮――明治中期から昭和期まで
 第一節 日清戦争期から日露戦争期にかけてのバイロン熱
 第二節 バイロンの退場と再登場
 第三節 バイロニズムから「近代の超克」へ

終章

参考文献一覧3

編著者プロフィール

菊池有希(きくち・ゆうき)
1978年、宇都宮生まれ。2001年、東京大学文学部仏文科卒業。2011年、東京大学大学院比較文学比較文化博士課程修了。博士(学術)号取得。現在、都留文科大学文学部国文学科講師。専門は比較文学。

書評情報

「比較文学」第58号(2016年3月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:鳥越輝昭)

受賞情報

第21回(2016年)日本比較文学会賞を受賞致しました。