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スイゾクカンノブンカシ

水族館の文化史

ひと・動物・モノがおりなす魔術的世界

溝井裕一 著

定価 3,024円 (本体2,800円) 在庫あり

数量:

古代から現代までの人と水生生物をめぐる関係を、水族館の変遷から読み解く

ひとが「魚を見ること」にはどんな意味が秘められているのか。
古代の養魚池文化にはじまり、黎明期の水族館のユニークな展示、植民地支配とのかかわり、SF小説や映画の影響、第二次世界大戦中の苦難、展示のストーリー化、さらにはヴァーチャル・リアリティ技術とのハイブリッド化が進む最新の水族館事情など、古今東西の水族館文化を図版とともに概観、ガラスの向こう側にひろがる水の世界へいざなう。
カラー・モノクロ図版を200枚以上掲載!

ISBN 978-4-585-22210-1 Cコード C0020
刊行年月 2018年6月 判型・製本 A5判・並製  368 頁
キーワード 世界史, 文化史, 日本史

目次

 はじめに ガラスのむこうの「海」

第1章 水族館前史
 1 古代人の水族「観」
 2 中世ヨーロッパにおける水族「観」
 3 「紙の水族館」あらわる――近世~近代ヨーロッパの博物学
 コラム1 日本神話における水界と水族のイメージ
 コラム2 中国・日本における藻魚図と本草学
 コラム3 金魚文化の隆盛
第2章 モダンでレトロな近代水族館の世界
 4 「アクアリウム」の誕生
 5 帝国の水族館
 6 夢の水族館つき実験所
 コラム4 海の教会――ハンブルク動物園付属水族館
 コラム5 英国軍艦「チャレンジャー」の航海
第3章 日米の水族館と激動の時代
 7 星条旗のもとで――アメリカ水族館物語
 8 陸にあがった「龍宮城」――日本人と水族館
 9 水族館と第2次世界大戦―革命、破滅そして再生
 コラム6 浦島太郎と龍宮
第4章 非日常体験を求めて――「テーマアクアリウム」の世紀
 10 新しい展示、新しい海のイメージ
 11 「海洋パーク」と「テーマアクアリウム」の出現
 12 日本における「テーマアクアリウム」の発展
 13 「体験消費の場」としての水族館
 コラム7 水族館を経営するシミュレーションゲーム『テーマアクアリウム』
 コラム8 沖縄国際海洋博覧会と海洋開発
コラム9 ショッピングモールのような水族館
第5章 水族館は境界をこえて――生きもの展示の未来
 14 動揺する水族館
 15 水族飼育をめぐる攻防――じっさいにあった事件が語ること
 16 「ハイブリッド水族館」への道

 注/図版出典一覧/主要参考資料・URL一覧
 あとがき

編著者プロフィール

溝井裕一(みぞい・ゆういち)
関西大学文学部教授。博士(文学)。専門は西洋文化史、ひとと動物の関係史、ドイツ民間伝承研究。主な著書に、『動物園の文化史―ひとと動物の5000年』(勉誠出版、2014年)、『ファウスト伝説―悪魔と魔法の西洋文化史』(文理閣、 2009年)、編著に『グリムと民間伝承―東西民話研究の地平』(麻生出版、2013年)、共編著に、『想起する帝国―ナチス・ドイツ「記憶」の文化史』(勉誠出版、2016年)などがある。

書評情報

「日本経済新聞」(2018年6月23日)の読書欄に書評が掲載されました。