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チュウセイカンブンガクノケイショウ

中世漢文学の形象

小野泰央 著

定価 14,040円 (本体13,000円) 在庫あり

数量:

漢文日記や家記などの古記録類における典故引用や、宋代詩論の受容、五山禅林の詩作や抄物のあり方など、中世漢文学の諸相を多角的に論証し、院政期から室町期にいたる漢文学史を立体的に描き出す。

ISBN 978-4-585-29022-3 Cコード C3090
刊行年月 2011年11月 判型・製本 A5判・上製  584 頁
キーワード 中世, 漢文

目次

序 章  文学史のなかの中世漢文学

第一章  散文の典故
第一節  『後二条師通記』の故事引用―平安官人の生活と中国思想―
第二節  『後二条師通記』の漢詩文表現―古記録の記述と時令思想―
第三節  『江談抄』第六「江都督安楽寺序間事」に現れた大江匡房の意図
第四節  『台記』と漢籍―文に融合する引用について―
第五節  『民経記』における『和漢朗詠集』の摂取方法について
第六節  『民経記』の交情記事について
第七節  『松陰私語』巻一の『貞観政要』引用について
第八節  『万松院殿穴太記』の生成―『太平記』・『万松院贈左府を悼める辞』との関係について―

第二章  詩 論
第一節  『江談抄』の詩文論と平安朝詩文
第二節  十二世紀に至る詩歌論の展開―格式から詩話へ―
第三節  『空華日用工夫略集』の詩論について
第四節  「三体詩抄」の「底意」と「穿鑿」
第五節  一韓智●『山谷抄』の王安石観について
第六節  中世歌論に見られる宋代詩論

第三章  漢 詩
第一節  『賦光源氏物語詩』の表現形成について
第二節  五山詩文における梅―その高貴なイメージの形成について―
第三節  詩を論じる詩―五山漢詩の理知性について―
第四節  五山文学の自注―『梅花無尽蔵』を中心に―
第五節  五山漢詩の引用方法
第六節  五山漢詩と「三体詩抄」
終 章  中世漢文学の形象史

あとがき

初出一覧
人名索引
書名索引

*●は、「広+羽」

編著者プロフィール

小野泰央(おの・やすお)
1965年山梨県生まれ。群馬工業高等専門学校教授。中央大学大学院文学研究科国文学専攻・博士課程後期単位取得満期退学。文学博士。専攻は、日本漢文学。
主な著書に、『平安朝天暦期の文壇』(風間書房、2008年)などがある。

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