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アジア遊学 163

ニホンキンダイブンガクトチョウセン

日本近世文学と朝鮮

染谷智幸・崔官 編

定価 2,592円 (本体2,400円) 在庫あり

数量:

日朝関係を文物の交流から捉え直す

江戸時代の日本が対等に国書を交わした唯一の正式な外交国、朝鮮。
近世期は、両国がともに永く影響を受けてきた中華文明から徐々に離脱し、政治・経済(農業・商業)のみならず、学問・文化・文学・芸術方面においても飛躍的な発展を遂げた時代であった。両国がともに海禁策をとったため、人的交流は必ずしも活発ではなかったが、文物の交流は様々な形で行われ、相互に影響を与えあった。
ところが、従来の日本近世文学研究では、中国との関係については盛んに議論されてきたものの、朝鮮についてはほぼ等閑視されてきたと言ってよい。
本書では、日本近世文学を中国からではなく、朝鮮から見ることによって新しい視界を開き、日本と朝鮮との間に存在している問題を明らかにする。

ISBN 978-4-585-22629-1 Cコード C1390
刊行年月 2013年5月 判型・製本 A5判・並製  228 頁
キーワード 戦国時代, 日本史, 東アジア, 比較文学, 江戸, 近世

目次

日本近世文学と朝鮮―序にかえて 染谷智幸
韓国人専家による日本近世文学研究と、日本人研究者による朝鮮古典文学味読 延広真治
韓国における日本近世古典人文学資料の翻訳出版および研究の動向 鄭灐
壬辰倭乱(文禄の役)と日本近世文学 崔官
通信使行から学芸の共和国へ 高橋博巳
軍書の中の小早川隆景―碧蹄館の戦いを中心に 井上泰至
近世期における韓日の英雄伝説の比較―民衆の英雄としての金徳齡と由比正雪 李忠澔
近世日本・韓国における遊山の旅―十八世紀以降の漢文紀行を中心に 金廷恩
【コラム】朝鮮通信使の見た富士山と金剛山への想い 龍野沙代
近世日韓における既婚女性の虐待史―お岩と香娘を中心に 高永爛
朝鮮文学の花・妓女(妓生)―日朝遊女比較論の前提として 山田恭子
転生の物語の背景―『桜姫東文章』と「バンジージャンプする」 加藤敦子
日本近世笑話と朝鮮漢文笑話 琴榮辰
朝鮮の淫談稗説『紀伊齋常談』から見えてくるもの 染谷智幸
日本における「乳虎図」の様相 崔京国
朝鮮牛肉丸、江戸時代の万能薬 金時徳
【コラム】日韓のさまざまな峠を越えて―今の時点から、シンポジウム「日本近世文学と朝鮮」の意義を考える 染谷智幸
あとがき 染谷智幸・崔官

編著者プロフィール

染谷智幸(そめや・ともゆき)
茨城キリスト教大学文学部教授。専門は日本近世文学・日韓比較文学。
主な著書に『西鶴小説論―対照的構造と〈東アジア〉へ の視界』(翰林書房、2005年)、『冒険 淫風 怪異―東アジア古典小説の世界』(笠間書院、2012年)、『韓国の古典小説』(共編、ぺりかん社、2008 年)、『西鶴と浮世草子研究』4号(共編、笠間書院、2010年)などがある。

崔官(チェ・グァン)
高麗大学日文科教授。専門は日本近世文学、日韓比較文学、東アジア学。
主な著書に『文禄・慶長の役(壬辰・丁酉倭乱)』(講談社メチエ、1994年)、『日本と壬辰倭亂』(高麗大学出版部、2003年)、『我らが知らない日本人』(図書出版ムン、2007年)、『日本文化事典』(図書出版ムン、2010年)などがある。

シリーズ詳細

アジア遊学

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