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フルカラーデタノシム チュウゴクネンガノショウウチュウ

フルカラーで楽しむ 中国年画の小宇宙

庶民の伝統藝術

三山陵 編著

定価 3,024円 (本体2,800円) 在庫あり

数量:

年画は部屋に貼り、新年を祝い楽しむ印刷物。ここには幸福や豊かさを求める庶民の夢や願望が描かれている。中華の伝統文化と価値観・思想が凝縮され、幅広い階層に親しまれている。大衆の文化・娯楽として見過ごされてきた周縁の藝術、中国木版年画の魅力を、約一五〇点のフルカラー図版と絵解きで伝える。

◎「年画(ねんが)」とは・・・
新年を祝って室内に飾る絵(画)。多くのばあいは紙一枚で、部屋の装飾として壁に貼られ、来る年の佳きことを祈る。吉祥を祈願する画であり、見て楽しむ画、さらに子女を教育する画として、富裕層から庶民まで、幅広く親しまれている。清末に西洋の近代印刷技術が入ってくるまでは、紙に印刷(木版刷り)したものを鮮やかに彩色した木版年画が多く作られた。

◎民衆娯楽である芝居や、『三国志演義』『封神演義』『白蛇伝』などの古典文学に現れる人物やストーリーを画題としたもの、人々の願望を画に表したものなど、多様な年画の世界を楽しむことができる。
◎中国古典文学の研究者や中国美術の研究者による詳細な解説により、専門的知識を深めるとともに、絵解きも楽しめる。
◎早稲田大学中央図書館収蔵の中国民間版画から、「年画」を選んで一冊にした。これらの年画は現在は制作されておらず、中国でも貴重な作品群である。精緻なフルカラー印刷で、制作当時の社会の雰囲気までも再現した。

ISBN 978-4-585-27016-4 Cコード C0070
刊行年月 2013年6月 判型・製本 菊判・並製  232 頁
キーワード 中国, 文化史, 美術

目次

はじめに

第1部 年画論説
 木版年画について 三山陵
 中国民間版画資料の収蔵と画像データベースのWeb上公開 小林邦久
 江戸の文人が集めた「中国民間版画」―森島中良蒐集『惜字帖』について 藤原秀之
 年画を「楽しむ」 末森はづき
第2部 祈 福
第3部 賞 美
第4部 教養・勧戒
第5部 諧 謔
第6部 古典小説・戯曲
『封神演義』/『東周列国志』/『三国志演義』/『誤入天台』/『説唐演義』(「三鎚急走裴元慶」)/『緑牡丹伝』/『算糧登殿』/『粉妝楼全伝』/『征西演義』/『楊家将』/『水滸伝』/『説岳全伝』/『済公全伝』/『昇仙伝』/『大八義』/『三侠五義』/『小五義』/『続小五義』/『三侠剣』/『彭公案』/『施公案』/『劉公案』/『紅楼夢』/『白蛇伝』/『双釵記』/その他
付録資料
 早稲田大学図書館所蔵年画一覧表
 主要参考文献一覧

あとがき

編著者プロフィール

三山陵(みやま・りょう)
1947年、兵庫県生まれ。埼玉大学大学院文化科学研究科博士後期課程修了、博士(学術)、大東文化大学・大学院非常勤講師。
主要編著書に、『中国木版年画集成・日本蔵品巻』(馮驥才総主編、三山陵主編、中華書局、2011年)、主要論考に、「中国民間版画叢考」連載(『アジア遊学』勉誠出版、2000年11月~2001年9月)、「『点石斎画報』創刊の契機を作った「時事版画」―ロシア収蔵中国民間版画調査より」(『東方』266号、東方書店、2003年4月)、「『年画』の概念の変容について―混乱から誤用の定着へ」(『日本・アジア研究』第3号、埼玉大学大学院文化科学研究科、2006年)、「十九世紀中国の戦闘時事版画―太平天国から義和団事件まで」(博士学位論文、2007年)、「民国早期的天津民間年画―在石印年画隆盛期之前的過渡期所産生的油印木版年画」(『年画的価値―中国木版年画国際論壇会議論文集』中文、天津大学馮驥才文学藝術研究院、2011年)などがある。

書評情報

「東方」394号(2013年12月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:金文京(京都大学))

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