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ヘイケモノガタリセカイノソウセイ

平家物語世界の創成

麻原美子 著

定価 18,360円 (本体17,000円) 在庫あり

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歴史文学としての平家物語の創成を探じる

20世紀の平家物語研究は、語り本(略本平家系)を中心に語り性の追求が焦点で、読み本(広本源平系)は等閑視されてきた。
本書では、平家物語編纂説の立場から、主に延慶本・長門本を中心に研究を進め、その成立を真言圏(醍醐寺・仁和寺)に設定するとともに、物語の受容・変容の諸相についても考察を試みた。
平家物語の現成を確認し、平家物語を中心とした一大文芸世界の創成を見出す。

ISBN 978-4-585-29066-7 Cコード C3095
刊行年月 2014年3月 判型・製本 A5判・上製  656 頁
キーワード 中世, 古典, 平安, 鎌倉

目次

I 伝本・成立
第一章 伝本研究
1 伝本研究の展望
2 延慶本・長門本親本措定の試み
3 長門本初期伝本について
4 屋代本の位相
5 合戦記・合戦譚にみる諸本位相

第二章 成立と成立圏
1 成立研究の動態
2 伝本系統と生成の問題
3 平家物語の形成と真言圏
4 平家物語と高野

II 歴史文学としての表現構造
第一章 歴史語りの構造
1 序章「祗園精舎」試論―〈喩〉の技法を探る―
2 得長寿院供養譚の構造
3 主題論をめぐって
4 歴史を物語る空間
5 二つの謀反事件
6 「末法」「末代」の語にみる末法思想
7 叙事詩「平家」の論

第二章 平家物語と説話
1 平家物語の説話的要素
2 弘法大師説話をめぐって
3 説話集『閑居の友』との関係

III 受容と変容
第一章 受容
1 平家物語と高野物語
2 室町期における平家琵琶の受容
3 屋島合戦譚とその芸能空間
4 幸若舞曲平家物
5 近世初期文芸にみる『平家物語』の受容
6 『平家物語絵巻』の制作と絵入板本

第二章 話譚・人物像の変容
1 謡曲『箙』
2 景清像の変貌
3 弁慶像の造詣
4 義経・弁慶の英雄の相貌

編著者プロフィール

麻原美子(あさはら・よしこ)
日本女子大学・名誉教授(文学博士 筑波大学)。
著書に『幸若舞曲考』(単著・昭55年・新典社刊)、新日本古典文学大系『舞の本』(麻原美子・北原保雄 校注・平6年・岩波書店刊)、『長門本平家物語自立語索引』(共編 麻原美子・小川栄一・大倉浩他・平21年・勉誠出版刊)『平家物語長門本・延慶本対照本文』(共編 麻原美子・小川栄一・大倉浩他・平22年・勉誠出版刊)などがある。

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