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カネコミスズサイハッケン

金子みすゞ再発見

新しい詩人像を求めて

堀切実・木原豊美 著

定価 3,024円 (本体2,800円) 在庫あり

数量:

みすゞはどのように成長し、どのようにして詩を紡ぎ出したのか

海のかなたに、空のはてに、夢と現実を重ねた“さびしい詩人”金子みすゞ。母を恋い慕い、独りで苦悩し続けたみすゞの詩は、わかりやすいだけのものではない。そこには人間としての成長の歴史が深くかかわっている。
みすゞの人間像に実証的に迫りつつ、作品を丁寧に分析し、その詩の真の価値を童謡史・近代文芸史のなかに位置づける。

ISBN 978-4-585-29504-4 Cコード C0092
刊行年月 2014年6月 判型・製本 四六判・上製  358 頁
キーワード 評論, 詩歌, 近代

目次

はじめに

みすゞの不思議、みすゞの心―巻頭エッセイ
 エピソード記憶の力―みすゞと芭蕉 堀切実
 母恋の詩人―私の金子みすゞ観 木原豊美

金子みすゞ その人と文学を語る 木原豊美・倉本昭

みすゞの詩性とその真実―躍動する作品論へ向けて
 みすゞの詩の生成とその背景―わらべ唄・和讃など 堀切実
 「繭とお墓」誕生の秘密 木原豊美
 金子みすゞの色彩表現 堀切実
 仰ぐ―〈青い空〉から〈天の川〉まで 木原豊美

みすゞの世紀・さみしい詩人―その作品の世界を探訪する 木原豊美

みすゞの詩の風土
 仙崎の俳句風景―金子みすゞ投句箱より 中谷貞女
 下関のみすゞ風景―海峡の街を歩く 倉本昭

おわりに

編著者プロフィール

堀切実(ほりきり・みのる)
1934年東京都生まれ。早稲田大学名誉教授。専攻は日本近世文学・俳文学。
主な著書に『表現としての俳諧―芭蕉・蕪村』(岩波現代文庫、2002年)、『最短詩型表現史の構想―発句から俳句へ』(岩波書店、2013年)などがある。

木原豊美(きはら・とよみ)
1944年山口県下関市生まれ。梅光学院大学生涯学習センター講師。
主な著書に『金子みすゞ 心の風景』(解説担当、美術年鑑社、2010年)などがある。

書評情報

「サンデー毎日」(2014 8.3号)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:高倉美恵(「ブックオカ」実行委員))