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アジア遊学 178

チュウセイノショウエンクウカントゲンダイ

中世の荘園空間と現代

備中国新見荘の水利・地名・たたら

海老澤衷・酒井紀美・清水克行 編

定価 2,160円 (本体2,000円) 在庫あり

数量:

備中国新見荘は、生産・生活の空間としていかなる 地域社会を形成してきたのか。
下地中分の分析から荘園領主や百姓の活動の実態を 明らかにするとともに、 文献史料とフィールドワークによる複合的な現地調査を通して 中世期の灌漑や地名を復原し、地域的特質を明らかにする。
また、古来より製鉄地として栄え、 荘園開発とも密接に結びついた当地の 「たたら製鉄」の復原事業を取り上げ、 伝統的村落の保存にむけた取り組みを紹介する。

ISBN 978-4-585-22644-4 Cコード C1321
刊行年月 2014年12月 判型・製本 A5判・並製  232 頁
キーワード 中世, 室町, 日本史, 鎌倉

目次

まえがき 海老澤衷

Ⅰ 現地からの荘園復原
現地調査にみる新見荘三職―西方・金谷地区の水利と地名― 土山祐之
上市地区の地名・水利に見る地頭方の動向―高梁川流域を中心に― 久下沼譲
公文大中臣氏と製鉄による集落および水田の形成―坂本・千屋地区― 大島創
高瀬・釜村の信仰・水利・下地中分―氷室神社と亀尾神社― 飯分徹・海老澤衷

Ⅱ 古文書からの荘園復原
 鎌倉期における新見荘の地名と下地中分 高橋傑
新見荘田所職文書案をめぐって 宮﨑肇 
室町期荘園の「荘主」群像 清水克行
中世百姓の身分意識―一四・五世紀の百姓申状を中心に 高橋敏子

Ⅲ 荘園の記録作成と伝統文化の継承
備中国新見荘の調査と「多層荘園記録システム」 海老澤衷
荘園調査成果の共有をめざして 井上聡 
中世たたらの操業 藤井勲
新見市たたら再現事業の経緯 白石祐司

あとがき  清水克行

編著者プロフィール

海老澤衷(えびさわ・ただし)
早稲田大学文学学術院教授・研究院副院長。専門は日本中世史。
主な著書・論文に『荘園公領制と中世村落』(校倉書房、2001年)、「中世における水田開発と鉄生産―備中国新見荘の場合」(『水の中世―治水・環境・支配』高志書院、2013年)などがある。

酒井紀美(さかい・きみ)
元茨城大学教育学部教授、現在早稲田大学文学部非常勤講師。専門は日本中世村落・在地社会史。
主な著書に『夢から探る中世』(角川書店、2005年)、『応仁の乱と在地社会』(同成社、2011年)、『戦乱の中の情報伝達』(吉川弘文館、2014年)などがある。

清水克行(しみず・かつゆき)
明治大学商学部教授。専門は日本中世史。
主な著書に『喧嘩両成敗の誕生』(講談社選書メチエ、2006年)、『足利尊氏と関東』(吉川弘文館、2013年)などがある。

シリーズ詳細

アジア遊学