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イキョウトシテノダイレン シャンハイ タイペイ

〈異郷〉としての大連・上海・台北

和田博文・黄翠娥 編

定価 4,536円 (本体4,200円) 在庫あり

数量:

〈異郷〉である東アジアの都市で日本人は「自己」と「他者」をどのように捉えたのか

「故郷」とは何か、「日本」とは何か、「日本人」とは何か、中国大陸部を代表する港湾都市である大連と上海、台湾最大の都市・台北に焦点を当て、19世紀後半~20世紀前半の「外地」における都市体験を考察。
日本人の異文化体験・交流から、政治史、経済史、外交史からは見えない新しい歴史を探る。

ISBN 978-4-585-22097-8 Cコード C3022
刊行年月 2015年3月 判型・製本 A5判・上製  432 頁
キーワード 大正, 文化史, 評論, 近代

目次

Ⅰ 〈異郷〉としての大連・上海・台北
座談会 〈異郷〉としての大連・上海・台北 和田博文・横路啓子・小泉京美

Ⅱ 〈異郷〉としての大連
大連の日本人社会 小泉京美
夏目漱石―漱石に語られる「満洲」像 范淑文
安西冬衛―郷愁の日本 宮崎真素美
北川冬彦―変貌する「満洲」と過去の面影 桜井智佳恵
淵上白陽―満洲と芸術写真 和田桂子
芥川光蔵―忘却された記録映画作家 上田学
清岡卓行―異郷の野球 山本亮介
羽田澄子―大連生まれの記録映画作家にとっての「内」と「外」 紙屋牧子

Ⅲ 〈異郷〉としての上海
上海の日本人社会  和田博文
河井仙郎―日本印学の観止・近世印学の別幟 河内利治
内山完造―三五年に亘る上海体験と上海観察 徐静波
岸田辰彌―宝塚少女歌劇「ミス・上海」をめぐって 宮内淳子
村田孜郎―中日文化交流の先駆者 髙橋龍夫
金子光晴―『どくろ杯』の上海 竹内栄美子
橋本関雪―橋本関雪と近代上海の画壇 陳達明
川喜多長政―映画に生きたコスモポリタンの人 有澤晶子
武田泰淳―終戦前後の上海について 黃翠娥
林京子―異郷/故郷としての上海・『ミッシェルの口紅』『上海』 石田仁志

Ⅳ 〈異郷〉としての台北
台北の日本人社会―近代都市台北の成り立ちと台湾鉄道ホテル 横路啓子
佐藤春夫―「魔鳥」と「霧社」における台湾原住民像 簡中昊
北原白秋―国境の地に立つ詩人白秋 石川隆男
森於菟―その台湾時代(一九三四~一九四七) 呉佩珍
西川満―異郷の発現 名木橋忠大
市成乙重―日本統治初期の台湾語通訳者、教育者、著述家 冨田哲
吉田修一―『路』に描かれる〈異郷・台湾〉 坂元さおり

Ⅴ 資料編
大連・上海・台北 略年譜 小泉京美・和田博文・横路啓子
主要参考文献
あとがき 黃翠娥・和田博文
人名索引

編著者プロフィール

和田博文(わだ・ひろふみ)
東洋大学文学部教授。神戸大学大学院文化学研究科博士課程中退。専門は、文化学・日本近代文学。
主な著書に、『シベリア鉄道紀行史』(筑摩選書、2013年、交通図書賞歴史部門受賞)、『資生堂という文化装置 1872-1945』(岩波書店、2011年)、『飛行の夢 1783-1945』(藤原書店、2005年)などがある。

黃翠娥(こう・すいが)
輔仁大学外国語学部日本語文学科教授。東北大学大学院文学研究科博士課程中退。専門は、日本近代文学。
主な著書に、『川端文芸の世界』(豪峰出版、2000年)、 『日本近現代文学と中国』(致良出版、2010年)などがある。

書評情報

「週刊読書人」(2015年6月5日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:鈴木将久(一橋大学))

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