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デンパスルランガク

伝播する蘭学

江戸・長崎から東北へ

片桐一男 著

定価 6,480円 (本体6,000円) 在庫あり

数量:

列島をつなぐ、知識交流の円環

鎖国政策の例外としてオランダ貿易船が入港していた長崎。文化・知識の集積地であった江戸。西洋医学が振興した米沢・亀田・庄内の東北各藩。
当時の最先端知識であった蘭学を軸に、近世における新文化の伝播の諸相を考察する。

ISBN 978-4-585-22113-5 Cコード C3021
刊行年月 2015年4月 判型・製本 A5判・上製  368 頁
キーワード 交流史, 日本史, 江戸, 近世

目次

はじめに

Ⅰ 直江兼続と医療
 一 医書の収集
 二 兼続の手抄本と謄写本

Ⅱ 上杉鷹山の指導のもとに
 一 藩医の遊学を奨める
 二 採薬師佐藤平三郎を招く
 三 痘瘡医津江栢寿を招く
 四 堀内素堂の『幼幼精義』
 五 「代薬」の開発
 六 備荒食物のすすめ

Ⅲ 堀内家文書を読み込む
 一 鷹山の膝痛、治広の足痛
 二 赤湯温泉と鷹山・忠意・素堂、そして
 三 西良仲と西良忠と堀内易庵
 四 公害論の先駆者、杉田玄白
 五 「加賀沢千軒」の碑に想う
 六 司馬江漢の銅版『地球全図』公刊秘話
 七 『人舎利品』一巻は天下の孤本か
 八 カタカナ表記のオランダことば

Ⅳ 阿蘭陀通詞と東北
 一 阿蘭陀通詞中山氏と庄内藩医中山氏
 二 鶴岡中山家文書
 三 阿蘭陀通詞馬場為八郎の伝えたオランダ語表記
 四 米沢配流の吉雄忠次郎

まとめにかえて

編著者プロフィール

片桐一男(かたぎり・かずお)
1934年(昭和9年)、新潟県に生まれる。1967年、法政大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士課程単位取得。現在、青山学院大学文学部名誉教授。文学博士。洋学史研究会会長。専攻は蘭学史・洋学史・日蘭文化交渉史。
主な著書に『阿蘭陀通詞の研究』(吉川弘文館、角川源義賞)、『杉田玄白』(吉川弘文館人物叢書)、『蘭学家老 鷹見泉石の来翰を読む─蘭学編─』(岩波ブックセンター、ゲスナー賞)などがある。