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アジア遊学 182

ヒガシアジアニオケルタビノヒョウショウ

東アジアにおける旅の表象

異文化交流の文学史

王成・小峯和明 編

定価 2,592円 (本体2,400円) 在庫あり

数量:

「旅」は、文化形成にいかに影響してきたか

旅は非日常的な移動であり、時空間の差異と同時に精神意識に大きな変化をもたらす。
古典および近現代の文学、メディア、宗教、芸術など、様々な領域にみられる旅の表象について横断的に検証し、東アジアの文化交流史の一端を浮き彫りにする。

ISBN 978-4-585-22648-2 Cコード C1390
刊行年月 2015年4月 判型・製本 A5判・並製  224 頁
キーワード 上代, 中世, 中古, 交流史, 古典, 東アジア, 近世, 近代

目次

序言 王成・小峯和明

Ⅰ 古典文学と旅の表象
天竺をめざした人々―異文化交流の文学史・求法と巡礼 小峯和明
日本古典文芸にみる玄奘三蔵の渡天説話 李銘敬
悪龍伝説の旅―『大唐西域記』と『弁暁説草』 高陽
【コラム】古代女性の旅と文学 張龍妹
『万葉集』における「家」と「旅」―「詠水江浦島子一首并短歌」を中心に 李満紅
平安京周辺の「山水景勝」の場における文学活動をめぐって―『本朝文粋』の詩序を手がかりに 高兵兵
江戸時代における徐福伝説の文献分析 呉偉明
【コラム】ある漢学者の旅による「王道」の伝法―塩谷温『王道は東より』を読む 趙京華

Ⅱ 旅の近代文学の生成
蘭学から英学へ―遊学の町長崎から考える 加島巧
明治期における日本人の中国紀行及びその文献 張明傑
「旅愁」―抒情の一九〇〇年代から一九三〇年代へ 鈴木貞美
制度としての旅・脱制度としての表象―旅行記述がいかに「文学」として成立しうるのか 劉建輝
開拓地/植民地への旅―大陸開拓文芸懇話会について 尾西康充
【コラム】徐念慈『新舞台』と梁啓超の日本認識 陳愛陽

Ⅲ 近代文学者と旅の表象
明治人が見た東アジア情勢―森田思軒は『北清戦記』をどうTRACEしたか 藤井淑禎
阿部知二における中国旅行と文学の表象 王成
島尾敏雄、火野葦平における戦時下南島の「女への旅」―「女護が島」幻想と「へんなあひるの子」 浦田義和
舟橋聖一の「満鮮」体験―新資料「ゴルフと天麩羅」「殖民地の礼儀」を読む 石川肇
青木正児の中国遊学と中国研究 周閲
【コラム】重ね合わせた旅 織り交ぜたテクスト―大江健三郎「無垢の歌 経験の歌」を読む 王中忱

編著者プロフィール

王 成(わん・ちぇん)
清華大学教授。専門は日本近現代文学研究。
主な著書・論文に『〈修養時代〉と文学読書』(北京大学出版社、2013年)、「修養書における大衆啓蒙をめぐって」(『文学』岩波書店、2006年3・4月号)などがある。

小峯和明(こみね・かずあき)
立教大学名誉教授。中国人民大学講座教授。文学博士。専門は日本中世文学、東アジアの比較説話。
主な著書に『中世日本の予言書―〈未来記〉を読む』(岩波新書、2007年)、『中世法会文芸論』(笠間書院、2009年)、編著に『〈予言文学〉の 世界―過去と未来を繋ぐ言説』(アジア遊学159号、勉誠出版、2012年)などがある。

シリーズ詳細

アジア遊学

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