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イロハジルイショウノケンキュウ

『色葉字類抄』の研究

藤本灯 著

定価 16,200円 (本体15,000円) 在庫あり

数量:

平安時代後期の言語世界を探る

古人の言語社会思想空間をあらわす鏡、古辞書。
本書では、後世に多大な影響を与えた、平安時代後期のイロハ引き国語辞書『色葉字類抄』を対象とし、徹底的に収録語彙を調査、同時代の諸文献を渉猟し、対応関係を検討。さらには網羅的な伝本調査により、『色葉字類抄』の歴史的 文化的位置を提示し、従来の研究に修正を迫る。

ISBN 978-4-585-28023-1 Cコード C3081
刊行年月 2016年3月 判型・製本 A5判・上製  816 頁
キーワード 国語学, 日本語

目次

序 言 月本雅幸
緒 言
凡 例

第一章 目的と方法
 第一節 本研究の目的
 第二節 先行研究のまとめ
 第三節 本研究の方法

第二章 『色葉字類抄』収録語彙の性格㈠
 第一節 先行研究
 第二節 畳字部語彙の性格―イ篇語彙の性格―
 第一項 目的と方法
 第二項 用例調査結果
  〈A〉和文資料
  〈B〉説話
  〈C〉漢詩文
  〈D〉古記録
  〈E〉訓点資料
  〈F〉辞書
  〈G〉補助資料
 第三項 考察

第三章 『色葉字類抄』収録語彙の性格㈡
 第一節 畳字部語彙の性格―訓読の語の性格―
  第一項 目的と方法
  第二項 訓読の語の概観―体裁の面より―
  第三項 訓読の語の概観―異本との比較より―
  第四項 訓読の語の概観―『色葉字類抄』内での重複掲出より―
  第五項 用例調査結果
  第六項 品詞別分類
  第七項 考察
  第八項 今後の課題
 第二節 畳字部語彙の性格―長畳字の性格―
  第一項 目的
  第二項 長畳字一覧
  第三項 用例調査結果
  第四項 考察
 第三節 『色葉字類抄』収録語彙の性格

第四章 『色葉字類抄』と他文献との関連
 第一節 先行研究
 第二節 他文献との関連
  第一項 『色葉字類抄』に示された先行国書の検討―『和名類聚抄』の影響を中心に―
   一 『色葉字類抄』中の典拠注記
   二 和名抄の影響
   三 展望
   出典考
  第二項 『色葉字類抄』と『和名類聚抄』の関係―「式」注記を通して―
   はじめに
   一 『色葉字類抄』中の「式」注記
   二 『和名類聚抄』中の「式」注記
   三 『色葉字類抄』編纂に利用された『和名類聚抄』―『延喜式』を通して―
   四 結論
  第三項 重点部語彙の前後
   はじめに
   一 『色葉字類抄』重点部の概観
   二 古辞書における畳語
   三 用例
   四 結論
  第四項 名字部語彙の前後
   はじめに
   一 「名字」(名乗字/実名字)についての先行研究
   二 「名字」の語について
   三 本書「名字部」に収録された語彙
   四 「名字部」所収語の掲出順位・同訓字の排列規則
   五 古代人名辞典における用例
   六 実名敬避
   七 結論と課題
  【掌中歴との関係】
 第三節 『色葉字類抄』と先後辞書

第五章 国語資料としての『色葉字類抄』
 第一節 先行研究
 第二節 字音から見た『色葉字類抄』―仏法部語彙を中心に―
  第一項 仏法部語彙の概観
  第二項 仏法部語彙の音注
  おわりに
 第三節 仏法部語彙から見た『色葉字類抄』―用例を中心に―
  第一項 仏法部語彙とは
  第二項 用例調査結果
  おわりに
 第四節 『色葉字類抄』の価値

第六章 字類抄諸伝本
 第一節 伝本調査の意義
 第二節 『節用文字』と『世俗字類抄』
 第三節 二巻本・三巻本・花山院本『色葉字類抄』
 第四節 一〇巻本『伊呂波字類抄』
 第五節 まとめと展望
 付 節 一〇巻本『色葉字類抄』書誌一覧

終 章 結論
 第一節 本論のまとめ
 第二節 結論
 第三節 今後の課題

色葉字類抄 影印・索引目録
色葉字類抄研究文献
構成論文一覧
後 記
索 引

編著者プロフィール

藤本灯(ふじもと・あかり)
三重県津市出身。博士(文学)。
平成17年東京大学文学部言語文化学科日本語日本文学(国語学)専修課程卒業。
平成19年同大学院人文社会系研究科日本文化研究専攻日本語日本文学専門分野修士課程 修了。
平成23年同博士課程単位取得退学。
平成23-26年日本学術振興会特別研究員(PD)。
平成26-27年東京大学大学院人文社会系研究科研究員。
現在国立国語研究所特任助教。

書評情報

「国語研 ことばの波止場」vol.1にて、本書の書評が掲載されました。(評者:池田証寿(北海道大学))