目次
Ⅰ 東アジア琴学史の構想
平安時代音楽史研究の課題/荻美津夫
歌(人+舞)所・風流侍従と和琴師―古代音楽思想史の一面/増尾伸一郎
「琴」の贈答―仁明天皇の算賀を手がかりとして/皆川雅樹
日本古代のコトについて/小島美子
暑げなるもの琴の袋―『枕草子』と七絃琴/石田百合子
誌上コンサート 古韻新声/余明
Ⅱ 日本古代音楽文化の成立
聖なる琴の文化圏/西本香子
吉備真備の礼楽思想―『続日本紀』天平七年四月二十六日条を始発として
/中丸貴史
『懐風藻』の〈琴〉―その用例と表現の特徴をめぐって/西野入篤男
遣唐使と七絃琴―歴史と文学の間から/原 豊二
Ⅲ 王朝物語史の音風景
『うつほ物語』の音楽と樹木神話/正道寺康子
宮廷社会と楽器/豊永聡美
女君たちの音風景―女三の宮の微笑み/三村友希
『源氏物語』六条院の女楽をめぐって/高橋 亨
『原中最秘鈔』の琴学史―琵琶西流の席巻と「胡笳の調べ」説の退潮/上原作和
『源氏物語』の音楽研究史―七絃琴を中心に/笹生美貴子
Ⅳ 琴学文化の中国と日本
唐代における琴文化の成熟/中 純子
北宋の文人と琴―王禹■について/池澤滋子
中世天皇家の楽/池和田有紀
梁川紅蘭の「買琴歌」/徳田 武
紅塵堆裏に紅塵を避く―妻鹿友樵の漢詩/池澤一郎
連載
続 本朝文粋抄 19/後藤昭雄
天理参考館の中国玩具資料19/中尾徳仁
アジアの美術を楽しむ27/片山真理子