目次
はじめに
第一章 モラトリアムと抽象的な空間―『揚羽蝶が壊れる時』『完璧な病室』
第二章 過食症と拒食症―『シュガータイム』『妊娠カレンダー』
第三章 〈異界と記憶〉の物語―『冷めない紅茶』『余白の愛』
第四章 もう一つのレールと記憶の消滅―『アンジェリーナ』『密やかな結晶』
第五章 性愛の世界と異能の人―『やさしい訴え』『凍りついた香り』
第六章 〈善意と記憶〉の物語―『沈黙博物館』『博士の愛した数式』
第七章金光教の〈取次ぎ〉と作家の役割
第八章〈小さな物語〉論
第九章新たな展開の模索―『ミーナの行進』『猫を抱いて象と泳ぐ』