目次
序 ポストモダンの入口で
第一部ポストモダンと高度消費社会
左翼から〈サヨク〉へ――『優しいサヨクのための嬉遊曲』
非国民から〈ヒコクミン〉へ――『亡命旅行者は叫び呟く』
世界が滅びる日――『夢遊王国のための音楽』
模造人間的自由――『僕は模造人間』
権力者のパロディ――『ドンナ・アンナ』
八〇年代表象としての〈エイズ〉――『未確認尾行物体』
八〇年代の物語――『夢使い―レンタルチャイルドの新二都物語』
第二部「失われた一〇年」と「暗い森」のなかで
ポストモダンから「暗い森」へ
超架空都市と可能世界――『ロココ町』
パロディと倫理性――『彼岸先生』
世紀末世界と預言者――『預言者の名前』
「失われた一〇年」の中間で――『忘れられた帝国』
新たな郊外の物語――『子どもを救え!』
自由死刑と復活――『自由死刑』
一四歳の暗い森と死――『君が壊れてしまう前に』
第三部「新しい世紀」と〈恋物語〉の誕生
「9・11」と不可能性の時代
〈恋物語〉の誕生――『彗星の住人』(「無限カノン」第一部)
〈血の泉〉と〈美しい魂〉――『美しい魂』(「無限カノン」第二部)
よみ黄泉の島にて――『エトロフの恋』(「無限カノン」第三部)
焼跡の〈退廃〉と恋――『退廃姉妹』
ホープレス・タウンからホープ・タウンへ――『徒然王子』