『キーピング・アーカイブズ Keeping Archives』連載第9回

 


[7]音声記録のための保存手段

音声記録のための主立った保存業務に、最良の収蔵環境を提供すること、録音物を適切に格納し直すこと、劣化または陳腐化したフォーマットを新しいメディア、あるいは安定したメディアにコピーすることがある。

保存のためにはアイテムに優先順位を付けることになるが、その検討材料となるのは、財源、職員・設備・機材の限界、処置の選択肢の入手可能性といった点だ。コレクションの保存にかかるコストがどの程度になるか、アーキビストは時の経過を考慮して見越さなくてはならない。一般的に、アイテムを扱ったり復元したりするためのいかなる作業より、劣化を遅らせるための作業のほうが、長期的には費用効率が高い。

●[取り扱い]あらゆる機材を問題なく作動させねばならない。機材は定期的に使用すること。オリジナル素材を再生機器にかける頻度を減らそう。追加コピーをそこから作成するためのマスターコピーを作成する場合のみオリジナルを使用するべきだ。

● 可能な限り低温・低湿の収蔵庫を用意する。

● オリジナルとコピーを異なる場所に収蔵する。この危機管理のプロセスによって、万一の災害時に全記録を失ってしまう心配はなくなる。

●アーカイブズ仕様の容器に再格納し、明確に識別できるようにラベルを貼付する。

●[コレクションの維持]定期的なインスペクションを指揮する。概要調査では目に見えない損傷、つまりテープを再生しないと明らかにならない損傷もあるかもしれない。定期的かつ総体的な概要調査とインスペクションは、こうしたアイテムの状態を知る唯一の方法だ。

● フォーマットを新しいメディアとサポートの行き届いた現代のフォーマットにマイグレーションする。

●[災害に備える]何が起こるかわからない。そのことに対する心構えを持つ。制御されていない収蔵環境でも、水漏れや、輸送の際の箱の損傷が大惨事につながることもある。

■環境条件

既に述べたように、アーカイブズの収蔵環境は物理的な音声記録フォーマットの長期的な安定性に影響を与え得る。使用や収蔵の条件は、録音物の保存には極めて重要だ。

気温と湿度は音声記録フォーマットに直接的に影響を与える二大要素だ。空気中の水分(相対湿度、RH)は、素材によっては加水分解や酸化などの化学変化のきっかけになることがある。気温、あるいは温度変化は、資料のワーピング・収縮・膨張など形体変化を起こし得る。高温度によって素材の化学反応が加速することもあれば、高温多湿の収蔵エリアでは、カビが成長することもある。カビは相対湿度70%以上でほとんどすべての種類の音声記録に発生し、それらを再生不能にしてしまう。

こうした理由から、収蔵環境の制御が何よりも重要だということが認識されている。おそらく収蔵条件の改善は、コレクションの保存を確実にするためにアーキビストが実行できる唯一の、そして最も重要なステップだ。調査研究の結果わかったことには、低温・低湿の環境に視聴覚フォーマットを収蔵すれば、劣化速度を抑制できる。理想を言えば、記録は作成時から適切な条件で収蔵されるべきだろう。加水分解の起こった磁気テープなど状態の悪いアイテムを、保存状態の良い磁気テープと同じだけ生き延びさせようとすれば、より厳しい温湿度条件が求められるだろう。

一般的に、音声記録フォーマットには低温低湿の収蔵が推奨される。環境の安定を目指し、気温と湿度の変動を最小限に留めよう。このような収蔵環境があれば、コレクション制御の戦略はうまくいくだろうし、コピー作成などその他の保存処置を施すまでの時間稼ぎにもなるだろう。とりわけアーカイブズの建物の中で、収蔵のためのエリアと取り扱いやアクセスのためのエリアのあいだに急激な気温と湿度の変化が起こらないようにしよう。収蔵庫内部で音声記録アイテムを使用することは、大抵の場合は現実的ではない。資料を低温低湿から高温多湿の環境に移す場合は、再生する前に新しい環境にゆっくりと慣らす時間を与えるべきだ。このために設定された慣らし室に置くか、そのような設備がなければ、(クーラーボックスのような)絶縁容器に入れる必要がある。慣らし時間は資料の重量によって異なるだろうが、大雑把に言えば、使用の24時間前から慣らし室に置くことだ。

イメージ・パーマネンス・インスティチュート(IPI)、国際標準化機構(ISO)、オーディオ・エンジニアリング協会(AES)、国際音声・視聴覚アーカイブ協会(IASA)のすべてが、音声記録に許容できる収蔵条件の概要と標準を提供している。しかし、多くの収蔵組織は多様なメディアを同じエリアに置くしかない状況にある。IPIはそのことを前提として、多様な素材から成るコレクションに適切な収蔵法を選択できるように、Media Storage Quick Reference(MSQR)〔メディア収蔵早見表〕を作成した。低温低湿という条件が達成できないなら、音声記録であっても、紙資料用に気温と湿度の変動を最小限に抑えた収蔵環境に収蔵するしかない。

直射日光または直接の熱の影響で、音声記録、とりわけ光学ディスクとアナログレコードは損傷を受けるだろう。こうした要素は可能な限り回避しよう。

■収蔵における、べし・べからず集

清掃は保存に欠かせない要素だ。時間がかかるし規律も必要だが、不要な損失や二度手間を防いでくれる。

音声記録は混入物、とりわけ塵による損傷にとても弱いため、埃のない環境を維持しよう。たとえ微細な粒子でも記録面に損傷を与え、再生エラーを引き起こすことがある。また音声記録は、指紋・カビ・花粉といった混入物からも損傷を受けやすい。再生機器を含め、収蔵・作業エリアを清潔に保つことが肝要だ。

正しい収蔵法は、適切な環境を提供する以上の意味を持つ。コレクションの延命を考える上で、収蔵設備と格納容器は適切な温湿度設定と同じくらい重要だ。

収蔵棚は、アイテムの取り扱いや出入庫の効率を最も大事にして設計されるべきだ。また、容器の種類やサイズがばらばらなものに合わせて、収蔵可能量が最大に活かせるようスペースを使うと同時に、空調も素材の安定性も最善に保てるようにするべきだ。大雑把に言って、音声記録は棚に横向きに積み上げるのではなく、縦向きに並べるべきだ。

録音物に使用される格納容器は、アイテムの保護・整理・判別に役立つだろう。容器の第一の機能は、光・埃・物理的損傷など環境被害からアイテムを守ることだ。場合によっては、それが急激な環境変化を弛緩するものとして働くこともある。容器は化学的・物理的に安定し、酸化しない素材が好ましい。識別/同定と出入庫を容易にするため、アイテムには正確で明確なラベルを貼付しよう。可能な限り音声記録には保護容器または格納容器を用意しよう。

■デジタルストレージ

ストレージの問題は、物理的なキャリアの収蔵庫とは直に関連しない。デジタルファイル・フォーマットのストレージにこそ求められるものを考慮する必要がある。デジタルストレージの複雑さは、物理的な収蔵庫と変わりない。ストレージ・フォーマット、容量、ファイルサイズ、必要なアプリケーション、ストレージの時間、アクセスの時間、ワークフローの過程、アイテムの同定/識別といったテクノロジーや過程を幅広く分析せねばならない。

コンピュータ・テクノロジーが初めて登場した際のライフサイクルは、凡そ10年だった。今やハードウェアとソフトウェアの様相は2年ごとに変化している。業界は古いシステムや機器に対するサポートを行わないため、アーカイブズ機関は常に進行中の過程として2・4・6年ごとにシステムをアップデートしなくてはならないだろう。

■コピー作成

情報のロスを最低限に抑えるための保存戦略には、複製コンポーネントやコピー作成が含まれる。アイテムが劣化し、損傷を受け、陳腐化する一方で、正確な複製を用意するためのあらゆる努力がなされて初めて情報の保存が確実なものとなる。コピーは、視聴覚コンテンツのロスや品質低下を避けて、オリジナルに限りなく近づけるべきだ。コピーがあれば、オリジナルのメディアが損傷を受けたり危険に晒されたりすることなく、コンテンツにアクセスできる便利な手段にもなる。

コピー作成が優先されるのは以下のアイテムだ。

● 危機的な状態にあるアイテム

● 陳腐化した、あるいはアーカイブズの内部ではもはやサポートできていないアイテム

● 普段から利用頻度の高いアイテム

記録の残存を確実にするなら、フォーマットの劣化に先立ってコピー作成を行うべきだ。最も効果的なコピー作成は、クオリティ面でもコスト面でも、記録が良好な状態にあるときにこそ可能なものだ。損傷を受けた、あるいは劣化した記録には徹底した処置が求められることもあり、そのため、コピー作成の過程でアイテムの補修や取り扱い費用が増すかもしれない。

写真や動的映像と同様に、オーディオのコピーを作成するプログラムでは、3種類のコピーが作成される。

[保存用コピー]収蔵庫に保管され、万一のためのコピーとしての役割を果たし、特別な理由がない限り決して再生されることはない。オリジナルとして、あるいは録音記録の再現物として、真正性も品質も最高のコピーでなくてはならないため、作成も使途も具体的に定義され、厳しく制御される。保存用コピーがデジタルファイルなら、持続可能なデジタル保管が支持されなくてはならない—例えば、ファイルのバックアップはアーカイブズの建物から離れた場所に置く必要がある。

[複製/作業途中のコピー]アーカイブズのメディアとして同様に高品質で作成されるのは、保存用またはオリジナル素材に戻る必要がない品質が求められるからだ。アクセス用のフォーマットよりは寿命が長いことが期待され、十分高い解像度と大抵の業務使用に耐える品質を持たせる。デジタルフォーマットへのコピーは、変換の際ではなく、リクエストが入ったときに作成できる(ただし、保存ファイルにバックアップファイルがあることが条件になる)。

[アクセス用コピー]閲覧用またはアクセス用コピーは、閲覧室での使用に最も便利な形式で提供する(例えば音楽用CDまたはMP3ファイル)。

アーカイブズに入手可能な再生機器によってコレクションのコピーを作成する方法は他にも色々とあるが、音声記録に関してはデジタル信号が注目されている。以前は保存用コピー作成のためのフォーマットとして4/1インチのオープンリールが好まれたが、現在は、アナログ録音をデジタルフォーマットに変換する作業が広く実践されている。IASAが出版する『IASA-TC04 Guidelines on the production and preservation of digital audio objects』は、アナログからデジタルへのフォーマット変換に何が必要になるかを総合的に概観する内容だ。保存目的で音声記録のコピーを作成するなら、この出版物に目を通すことを推奨する。

アナログフォーマットからアナログフォーマットへのコピー(例えばSPレコードを1/4インチの磁気テープにコピーすること)は、今となっては、音声記録の保存を確実にするには相応しくないと考えられる。理由は主に二つある。

① ほとんどのアナログフォーマットは現在では時代遅れになっているか、間もなく消滅するものと見なされる。それゆえ、アナログテクノロジーによってコピーを作成すれば、近い将来またやり直しを迫られることになる。例外として、アクセス用コピーの作成が挙げられるだろう。アーカイブズによっては、アクセスをカセットテープで提供したいと考えることもあるだろう。そうはいっても、コンピュータの普及により、アクセス用フォーマットとしてはCDが最も好まれるだろう。

② アナログ信号の劣化。デジタル・マイグーションは、録音物の品質を変えることなく無限にコピーを作成できる。しかし一方のアナログ・コピーは、世代を重ねるごとに音信号が劣化してしまう。

第13章(デジタル化と画像処理)で概説する多くのプロセスと理論は、音声記録のデジタル化にも適用できる。フォーマットや標準は異なるが、キャプチャの根本的な問題・収蔵・管理はとても似通っている。

デジタル化を外部委託することの利点も検討すべきだ。一般的に、音声記録のコピー作成には専門的な機材と専門教育を受けた職員を要する。オーストラリアには音声記録のデジタルコピーが作成できる多数の業者があるが、音声記録には脆弱なものもあり、劣化の種類にもよるので、こうした業者が専門的にアーカイブズの音声記録も扱うことができるかどうかを確かめる必要はあるだろう。

オーディオのコピー作成が直面する陳腐化の問題の頻発にも言及しておこう。フォーマットを一つ選んでも、すぐに陳腐化してしまうが、現在広く受け入れられているのは、録音物をコード化されたデータファイルとして保存するやり方だ(IASA、NFSA、NLA、NAA)。現在のところ、保存用に好まれるデジタルのファイルフォーマットは、Broadcast Wave File(BWF)が一般的だ。これは、WAVEファイルフォーマット(.wav)のバージョンとして欧州放送連合が導入したものだ。

デジタルオーディオの保存は、メタデータなしには成立しない。メタデータには記述用(例えばトラックリスト)・事務処理用・技術用(例えばデジタル変換に使用されたオーディオのハードウェア、ハードウェアの設定、使用されたデータ圧縮)など何種類もあり、デジタルの録音物にも使用できる。

動的映像と同じく、テクノロジーの進化によって現在は再生できない録音物にも将来的にアクセス可能になるかもしれない。そのことを決して忘れないでいよう。デジタル技術はハードルが高いが、新しいツールや新たな機会をもたらしてくれる。テクノロジーの進歩は将来的に、コピー作成の時間とコストの削減をもたらすだろう。一度コピーを作成すれば、音声記録フォーマットの残存が確実になるとは考えにくい。むしろアーカイブズは、将来に向けて情報を継続的にきちんとコピーして、マイグレーションを確実に行わねばならない。そして、コピーした後もオリジナルを捨ててはいけない。軽々しくオリジナルを処分せず、オリジナルのメディアも機材も、できる限り長く保存しよう。作成したコピーのほうがオリジナルより深刻な保存の問題に陥りやすいことを実体験から学んだ多くのアーカイブズが、オリジナルを処分したことを後悔している。

 

9. 音声記録へのアクセス提供

アーカイブズが検討すべき、また計画すべきアクセス提供には様々な種類がある。まずは反応するアクセス、つまり問合せ・調査研究・情報検索に答えを与えるものだ。次に積極的なアクセス、つまりオンラインでのアクセス提供・出版・展示・放送がある。

アクセス提供は、アーカイブズ資料の一連の流れの終点のように思われることもある。しかし本来は、スタート地点から考慮されるべきだ。アクセス可能にできなければ、音声記録の取得・記述・収蔵・保存はアーカイブズ資源の無駄になってしまう。アクセス提供に向けたあらゆる活動が密接に関係する中でも、とりわけアクセスと保存とは表裏一体だ。記録を使用可能かつアクセス可能にし続けることが、保存の第一の目標になる。

オリジナル録音の再生が損傷につながる可能性もあるため、音声記録へのアクセスはアーカイブズにとって問題になることもある。多くの場合、アクセス用コピーを作成してオリジナルの代用として提供することになるだろう。一般的には、コピーが失われたり損傷を受けたりしたら、新たに作成すべきだ。短絡的なアクセス提供の誘惑はかなり強いかもしれないが、長期的に音声記録の保存に危害を与えるようなことを許してはならない。常識から言っても、脆弱な音声記録を取り返しのつかない損傷の危機に晒するよりは、研究者に状況を説明するほうが懸命だ。

■どこで、いかにしてアクセスを提供するか

音声記録へのアクセスは、閲覧用コピーの形態で提供して閲覧室で再生してもらうのが一般的だ。通常はCDまたはカセットテープのように持ち運びできるフォーマットになる。その場で現物へのアクセスを提供するのは有効かつ良心的だが、テクノロジーの進化のおかげで地理的条件に縛られない、より広範なアクセスも可能だ。マルチメディアとインタラクティブメディアが社会に浸透するに連れ、アクセスへの期待が膨らみ、利用者は音声記録のコレクションとその提供方法に一層の期待を寄せるだろう。

アーカイブズはコレクションへのアクセス提供を支援してもらおうと、次々とデジタルテクノロジーに移行している。アーカイブズのコミュニティでは、アクセス提供のためのMP3ファイルのようなデータファイルの作成・利用が一層広まりつつある。インターネットなどデータ・コミュニケーションのネットワークは、アーカイブズのコレクションを利用可能にする機会をこれまでになく提供してくれる。音声記録をオンラインで提供してほしいという声が高まることも予測できる。デジタルコピーによるアクセス提供は、より効果的でフレキシブルかつ費用対効果の高いものになるだろうし、アクセスの増加にもつながり得る。しかしながら、アナログの視聴覚記録からデジタルファイルのフォーマットへの変換が、必ずしも速く、安く、簡便にできるとは限らない。デジタル化は高額かつ時間がかかることは経験から明らかだ。デジタルコピーを作成するには、慎重に計画を立て、高い技術を持つ職員を雇い、高品質のデータをキャプチャするなど、デジタル化に先立って整えるべき専門的な作業がある。その作業には十分な時間をかけねばならない。

例えばレコード盤のラベルを詳しく調べるため、オリジナルの音声記録のキャリアを実際に手で触ってみることを研究者が要求するようなケースは、今でも十分に起こり得る。その際は、録音物を確実に正しく取り扱ってもらうため、特別な注意を払わねばならない。オリジナル資料を取り扱い、再生できるのは職員に限定するという方針にしておけば、オリジナルへのアクセスを考慮せねばならないような場合、損傷のリスクを軽減できるだろう。

動的映像や写真と同様に、音素材も映画・テレビ番組・ラジオ番組・広告など多様な作品への二次使用のリクエストが度々ある。保存段階で品質の高いコピーを作成すれば、この種の使途に耐えられるレベルの複製コピーを提供できるだろう。コレクションの評価・記述・保存といった業務を通して、データベースや目録には代用できないコレクションの知識が深まることだろう。

著作権と権利保護は本章および第11章(アクセスとレファレンスサービス)で扱っているが、ここでもアクセス提供の選択肢を決定する際に考慮される要件には言及すべきだろう。一般的に、閲覧室における音声記録へのアクセス提供は、さほど問題はないだろう。オンラインでの提供は、誤用されることのないようにコンテンツを守る配慮が求められる。例えば研究者に対して、音声記録を聴くことは許可しても、ダウンロードしたりコピーしたりすることは許可しない場合もある。

 

10. まとめ

視聴覚記録は、現代の文化において実に独特な位置を占めている。近年の技術によって、低コストながら高品質の記録が誰にも入手可能になった。音楽・公演・オーラルヒストリー・出来事のドキュメンテーションは、以前ならアマチュアはおろか専門家にすら手の届かなかったような高い品質で記録できる。本章は、音声記録を含む視聴覚記録のアーカイブズに関わる原則について、アーキビストの知識を広げる指南書となることを目指して作成された。視聴覚記録を評価・取得・記述・保存し、アクセス可能にするための原則は、文字の記録の原則と密接に関連している。しかしながら、メディアという手段の性質上、その管理に影響力を持つ規範はそれだけには収まらない。記録されたコンテンツにアクセスするための特定の機材への依存、技術の進歩に伴うフォーマットの陳腐化、メディアの急激な劣化の可能性などは、考慮すべき重要な要素だ。アーキビストは、こうしたメディアの特徴に慣れ親しむことによって、コレクションの一部として音声記録を効果的に取り込み、充実させていくことができる。

 

(第10回につづく)

Keeping Archives, 3rd

Copyright (c) The Australian Society of Archivists, 2008.

First published by The Australian Society of Archivists.

オーストラリア・アーキビスト協会からのご配慮に厚く御礼申し上げます。

 

翻訳者プロフィール

NPO法人映画保存協会

http://www.filmpres.org/

映画保存協会(Film Preservation Society, FPS)は映画フィルムを文化財として保存する活動に取り組むNPO法人です。

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