音韻と表記 ■佐佐木　隆
かな文字生成論――詩的言語の音と文字 ■高橋　亨
文字の呪性――仮名遣いという呪縛 ■坂本清恵
文字の位相と中古の文学 ■勝山幸人
物語文学と署名 ■陣野英則
天孫の譜・天女の琴 ――『うつほ物語』、あるいは〈音楽を書くこと〉をめぐって 　■猪股ときわ
源氏物語の文の贈答歌―歌を書くことの文化と物語の方法― ■吉見健夫
『狭衣物語』の楽の音とうた声―共振する世界と更衣の意味をめぐって― ■井上眞弓
『とりかへばや』と催馬楽 ■西本寮子
平安時代の写経と法会―五部大乗経をめぐって― ■湯之上　隆
文字文化としての音読と黙読――歴史の重層的な把握をめざして ■山田俊治
うつほ物語の罪過としての財貨 ■齋藤正志