シンシンイチニョノシンタイヅクリ

心身一如の身体づくり

武道、そして和する“合気”、その原理・歴史・教育
原尻英樹 著
ISBN 978-4-585-05401-6 Cコード 0075
刊行年月 2008年10月 判型・製本 四六判・上製 224 頁
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定価:2,420円
(本体 2,200円) ポイント:66pt

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書籍の詳細

負けない身体、しなやかな心身を会得する。
武道の極意“合気”。達人・望月稔をとおしてその歴史を知り、具体的な実践理論を学ぶ。
さらに、完全義務教育化される武道教育のあるべきかたちについても考察する。

 

 

目次
目次
まえがき

序章
【コラム】『姿三四郎』

第一章 嘉納治五郎と植芝盛平にとっての武術と武道
嘉納治五郎のバックグラウンド/嘉納にとっての柔道/柔術から柔道へ/植芝盛平の武術と信仰/植芝にとっての戦争と合気/戦後の合気会へ/スポーツ化した柔道

第二章 古武道研究会の展開
古武道研究会とは/古武道研究会の活動内容/現在の柔道乱取法は初心者用だった/嘉納と合気との出会い/合気という技とは/望月稔と古武道研究会/古武道研究会の成果とは

第三章 望月稔の武道修行
嘉納にとっての試合の意義/望月稔のバックグラウンド/合気とは何か/嘉納的望月/望月の合気道修行/武田惣角との出会い/養正館を建てる/「浪人的性格」の望月/望月にとっての宗教/戦後すぐにフランスへ/望月にとっての合気武道/望月と植芝/大嘉納主義者、望月/捨て身技/筈押し捨て身/養正館武道/望月にとっての政治/堀川幸道と佐川幸義/「疑問をもて」、「本質を見なさい」
【コラム】大東流合気柔術

第四章 養正館武道の技法
養正館武道体系/「手解き」と「当て身」/「櫓伏せ」/「捨て身技」/「極め技」/形/剣術と香取神道流

第五章 合気とは何か
土台つくり/合気という技/剛弛緩力/柔弛緩力/波動としての合気/正座から始まる/「一本になる」/学びの場/合気の身体つくり

第六章 アジアからみた日本武道
日本武道と植民地主義/「合気」と「発勁」/琉球の手と柔術/東アジアの共有遺産/武と舞/韓国、沖縄、日本の伝統舞踊/日本の正座/普遍性と個性
【コラム】『ドラゴン怒りの鉄拳』

終章 武道教育の義務教育化
F武道/武道の概念規定/『風姿花伝』/武道と武士道/武道とは何か/「心身一如」/武道とスポーツ/武道教育の理念/教育目的/カリキュラムの内容/中学一年時におけるカリキュラム/武道の身体づくり/人数

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