笑いと創造5
ワライトソウゾウダイゴシュウ

笑いと創造 第5集

ハワード・ヒベット+文学と笑い研究会 編
ISBN 978-4-585-03169-7 Cコード 1095
刊行年月 2008年1月 判型・製本 A5判・上製 504 頁
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定価:6,600円
(本体 6,000円) ポイント:180pt

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書籍の詳細

第一回 日本笑い学会賞受賞
壮大な哄笑により、新たな地球文化の創造を試みる画期的論文集。
本論集は、日本文学と「笑い」の検討から発展し、文学全般と「笑い」、文化と「笑い」、それらを貫く「笑い」の理論そのものについて依るべき基本文献の目録を提供した、今後の「笑い」研究における基本文献と成り得るものである。
また、世界の共通語ともいえる「笑い」を様々な立場から国際的に捉えることは、我々日本人の文化を再評価するうえでも有用な視点である。

 

 

目次
刊行のことば/文学と笑い研究会
西鶴の浮世/ハワード・ヒベット・田中 英史 訳
『古今集』物名「わらび」の謎/織田 正吉
マザー・グースの笑い唄考(一)/鈴木 紘治
「笑う人」とバフチーン/川端 香男里
「笑う」という行為―こころを空っぽに―/井上 宏
一枚漫画と笑い/浦 和男
「お笑い」分析の二面的アプローチへ―いとしこいし漫才の考察―
/ティル・ワインガートナー 
昔話の中での笑い―異質な場面を言葉で結ぶ―/高橋 実
ビジネス・コミュニケーションにおける"ユーモア度"と営業成績との関連性
/大島 希巳江
幸田露伴の遊びと笑い―根岸党を基点として―/出口 智之
芥川龍之介が見た宇野浩二の〈エスプリ・ガウロア〉―「長い恋仲」と滑稽文学者海賀変哲との対比に示された世界―/鷲崎 秀一
「喜劇」の誕生―曾我廼家五郎・十郎の初期の活動―/日比野 啓
笑いの短歌評釈―昭和前期を中心に―/山田 吉郎
佐々木邦のユーモア小説/羽鳥 徹哉
中島敦の文学と笑い(上)/鷺 只雄
『真珠』(坂口安吾)の悲しい笑い/杉井 和子
〈笑い〉の系譜―井伏・太宰・梅崎・安岡―/関谷 一郎
笑いと思考―笑えたかも知れない『死霊』―/綾目 広治

研究文献目録(五)/鈴木 久美・中島 穂高
あとがき
執筆者紹介

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