日本の作家100人
ハヤシキョウコ ヒトトブンガク

林京子 人と文学

渡邊澄子 スリアーノ・マヌエラ 著
ISBN 978-4-585-05197-8 Cコード 0091
刊行年月 2009年5月 判型・製本 四六判・上製 304 頁
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定価:2,200円
(本体 2,000円) ポイント:60pt

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書籍の詳細

被爆という真に特異な経験を普遍にまで昇華する唯一無二の林京子文学。
その文学を論じるためには、作家の生涯と思想を知ることが不可欠である。
林文学の価値を世界的視野で論じ、平和と人間性回復を希求する林京子論の決定版。
林京子の文学と生涯を知る最適の入門書。

 

 

目次
はじめに
第一部 見えない恐怖に曝される二十一世紀に向けて(渡邊澄子)
第一章 林京子の生い立ち―上海育ちという特殊性
第二章 被爆から三十年後、芥川賞作家に(『祭りの場』)
第三章 被爆者の数だけある物語(『ギヤマン ビードロ』)
第四章 原爆の語り部を生きる決意(『無きが如き』)
第五章 「私の上海」の光りと影(上海系列作品)
第六章 父、母、そして家族(『三界の家』)
第七章 原爆投下国、アメリカへ行く(アメリカ系列作品)
第八章 結婚、そして離婚の物語(「谷間」を中心に)
第九章 犠牲者は安らかに眠れるか(『やすらかに今はねむり給え』)
第十章 林文学における新機軸(「長い時間をかけた人間の経験」)
第十一章 原爆実験場、トリニティへ(「トリニティからトリニティへ」)
第十二章 「内部の敵」と原発―東海村JCO事故と芋(「収穫」)
第二部「人類の消滅か、戦争の放棄か」を追及(スリアーノ・マヌエラ)
序 私が林京子文学を論じる理由
第一章 『祭りの場』
第二章 『ギヤマン ビードロ』
第三章 『無きが如き』
第四章 『やすらかに今はねむり給え』
第五章 上海系列作品
第六章 アメリカ系列作品
第七章 『長い時間をかけた人間の経験
第八章 『トリニティからトリニティへ』
おわりに
林京子略年譜
あとがき 

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