セイヤク ムラサキシキブニッキ ホンモンタイショウ

正訳 紫式部日記 本文対照

中野幸一 訳
ISBN 978-4-585-29167-1 Cコード 0093
刊行年月 2018年7月 判型・製本 四六判・上製 240 頁
キーワード 古典,平安,中古

定価:2,420円
(本体 2,200円) ポイント:66pt

 品切 


*関連展示「源氏物語と王朝絵巻展」が開催されます。詳細は以下リンク先よりご覧ください。
http://bensei.jp/?main_page=wordpress&p=11194


書籍の詳細
紫式部とはどのような人物だったのか?

栄華を誇った藤原道長の目にとまり、その娘中宮彰子の女房として仕えた宮廷生活の記録だけではなく、鋭い人物批判と、自己の内面を告白した稀有な日記文学。
紫式部と紫式部日記を理解するための充実の附録付き。『正訳 源氏物語 本文対照』に続く、平安文学研究の泰斗による本文対照で読める現代語訳、第二弾!

本書は親王誕生を中心とする宮廷行事、自己の反省や告白をもつづる深い人間性などが記された、『源氏物語』作者による、唯一の生活記録。
女流日記文学の傑作として必読の書である。


【本書の特色】
◎美しく正しい日本語にこだわった、読みやすい現代語訳。
◎本文を忠実に訳し、本文と訳文を対照できる本文対照形式。
◎本文の敬語の語法を重視し、その語りの口調を活かして全文を「ですます調」で訳す。
◎訳文に表わせない引歌や、地名・歳事・有職・人名などの説明、あるいは和歌の技巧などの解説を上欄に簡明に示す。
◎訳文には適宜段落を設け、上欄に小見出しをつけて内容を簡明に示す。
◎巻末に紫式部日記の理解を深めるための附録を掲載。

 

 

目次
紫式部日記 
附録
 解説
 登場人物要覧
 紫式部日記参考系図
 紫式部年表
プロフィール

中野幸一(なかの・こういち)
早稲田大学名誉教授。文学博士。専攻は平安文学。2011年瑞宝中綬章受章。
主な編著書に『物語文学論攷』(教育出版センター、1971年)、『うつほ物語の研究』(武蔵野書院、1981年)、『奈良絵本絵巻集』全12巻別巻3巻(早稲田大学出版部、1987~1989年)、『常用源氏物語要覧』(武蔵野書院、1995年)、『源氏物語古註釈叢刊』全十巻(武蔵野書院、1997~2010年)、『フルカラー見る・知る・読む 源氏物語』(勉誠出版、2013年)、『ちりめん本影印集成 日本昔噺輯篇』(勉誠出版、2014年)、『正訳 源氏物語 本文対照』全十冊(勉誠出版、2015~2017年)などがある。

書評・関連書等

・「読売新聞」(2018年9月9日)の「読書情報」欄にて、本書の紹介文が掲載されました。
・「図書新聞」(2018年10月20日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:福家俊幸(早稲田大学教授)

★広告情報
「産経新聞」(2019年2月21日)に5段1/2広告を掲載しました。

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