白居易研究年報15
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白居易研究年報 第15号

特集 先蹤と継承
白居易研究会 編
ISBN 978-4-585-07093-1 Cコード 3098
刊行年月 2015年4月 判型・製本 A5判・並製 384 頁
キーワード 漢文,比較文学,古典,中国,中古

定価:4,620円
(本体 4,200円) ポイント:126pt

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書籍の詳細
白居易に先駆ける文学と受け継ぐ文学

白居易の詩の新たな特色を言うにはこれに先立つ詩あるいは同時代の詩との比較を必須とするであろうし、これを継承する文学について論ずるにはそこに含まれる白居易の影響を丹念に読み取ることから始める他はない。 
本特集では、「先蹤」として、陶淵明の「帰去来兮辞」と白居易の「自誨」詩との本質的なつながりについて詳細に論じた論考を収録。また、「継承」として、 中国関係では、これまで十分に議論されてこなかった北宋の晁逈の著作や蘇軾の詞など宋代の詩・詞・文に与えた影響に関する五篇の論考を、国文学関係では大江匡衡の漢詩など平安中期以降の漢詩、和漢聯句、和歌、俳諧等の詩歌を対象とする論考四篇を収録した。

 

 

目次
特集に寄せて 澤崎久和
白楽天の「帰去来兮」辞―「自ら誨ふ」詩と廬山草堂への帰郷― 諸田龍美
白居易の子孫と『白氏文集』家蔵本の行方 葛継勇
晁逈『法蔵砕金録』と白居易詩文初探 澤崎久和
北宋中期における白居易の閑居の受容について 湯浅陽子
蘇軾の詞に見られる白居易受容について 保苅佳昭
南宋の詩人、白玉蟾における白居易受容―その「琵琶行」の創作を中心に― 中尾健一郎
大江匡衡「述懐 古調詩 一百韻」の構成と主題―白居易「与元九書」との関連― 木戸裕子 
院政期漢詩と白詩をめぐる劄記 本間洋一
和漢聯句における白居易の受容 楊昆鵬
白居易・能因・芭蕉の「三月尽」―白河の関へ― 新間一美
『全唐詩』の校訂―白氏新楽府を中心に― 金澤典子
日本における白居易の研究―二〇一二年― 下定雅弘
書評・関連書等

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