現代語で読む歴史文学
カンヤクゲンペイジョウスイキロク

完訳 源平盛衰記 六

中村晃 訳
ISBN 978-4-585-07058-0 Cコード
刊行年月 2005年9月 判型・製本 四六判・上製 250 頁
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定価:2,970円
(本体 2,700円) ポイント:81pt

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    書籍の詳細

    鹿も四足、馬も四足。鹿の通る所は馬場ぞ。打って出よ―
    法皇を幽閉し征夷大将軍となった義仲だが、義経と戦い敗走、巴御前との涙の別れの後、近江粟津で戦死した。その後、義経は平家軍との戦いで果敢な奇襲作戦を採る。世にいう「鵯越の逆落とし」がはじまった。

    木曽義仲勢五万余騎が都へ攻め上るとき、平家は安徳天皇と三種の神器とともに西国へ落ちのびて行った。
    入京した義仲に対して後白河法皇は平家追討を命じ、寿永二年八月には、鎌倉の源頼朝を征夷大将軍に任じている。
    しかし、都の義仲勢は略奪をほしいままにして、法皇の命に従わないばかりか、法皇の法(ほう)住寺(じゅうじ)殿(どの)を攻めて焼き払い、五条内裏に押し込めた。
    頼朝は義仲の狼藉(ろうぜき)を押えるため、弟の範頼(のりより)・義経に六万全騎とともに上洛させた。義仲は宇治・瀬多の戦いに敗れ、近江粟津で戦死する。寿永三年二月、範頼・義経勢は平家のこもる一の谷へと迫った。

     

     

    目次
    巻三十一〜巻三十六

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