ノウガクトチュウゴクノコゲイノウシンコウ

能楽と中国の古芸能・信仰 

葉漢鰲 著
ISBN 978-4-585-10062-1 Cコード
刊行年月 2000年2月 判型・製本 A5判・上製 320 頁
キーワード

定価:14,630円
(本体 13,300円) ポイント:399pt

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書籍の詳細

能楽は日本中世の代表的な芸能であるが、その成立については明らかでない点も多い。本書では従来の能楽研究の視点に加えて、中国の古道教思想、民間信仰及び祭祀儀礼との比較を取り入れて、能楽の成立と中国文化との不可分の関係を論じ、能楽の研究に一層の進展と便宜を図ることを目的とした。

 

 

目次
序論 能楽と中国―日中比較芸能史の視点から―
第一部 能楽と道教編
 第一章 謡曲に現れる道教の神仙思想
 第二章 能楽台の「鏡松」と中国の神仙思想
 第三章 謡曲における「草木成仏」曲の構想と道教思想
 第四章 謡曲に現れる動物精と道教の志怪小説
 第五章 謡曲中の夢幻能と道教の志怪小説〜幽霊物を中心に〜
 第六章 謡曲の「高砂」と道教の神仙思想
第二部 日本の中近世芸能と中国の古芸能・信仰編
 第一章 翁猿楽と中国の祭祀芸能●儀―悪鬼の舟送り―
 第二章 猿楽の翁における「宝船」の源流、及びその変遷―日中を比較しながら―
 第三章 翁舞における十二月往来と中国の民俗思想
 第四章 能楽中の鬼物と中国の民俗芸能 
 第五章 千秋萬歳の発生と中国の門付芸
 第六章 歌舞伎の花道と中国の目連戯の演出様相との比較
挿図

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