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アジア遊学 216

ニホンブンガクノホンヤクトリュウツウ

日本文学の翻訳と流通

近代世界のネットワークへ

河野至恩・村井則子 編

定価 3,024円 (本体2,800円) 予約商品

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2017/12/31

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日本語の文学・芸術・文化テクストは、近代の世界各地でどのように読まれたのか―

「翻訳」「流通」をキーワードに日本文学の海外受容史を読み直し、その解釈の新たな可能性を提示する。近年の比較文学・日本文学研究の動向も踏まえつつ、19世紀後半~20世紀前半の具体的な受容を通して、日本文学の世界での展開と、世界的な枠組みからの読み直しを目指す。

ISBN 978-4-585-22682-6 Cコード C1390
刊行年月 2017年12月 判型・製本 A5判・並製  288 頁
キーワード 大正, 明治, 比較文学, 詩歌, 近代

目次

はじめに 河野至恩

Ⅰ 日本文学翻訳の出発とその展開
日本文学の発見―和文英訳黎明期に関する試論 マイケル・エメリック(長瀬海 訳)
一九一〇年代における英語圏の日本近代文学―光井・シンクレア訳『其面影』をめぐって 河野至恩
日本文学の翻訳に求められたもの―グレン・ショー翻訳、菊池寛戯曲の流通・書評・上演をめぐって 鈴木暁世

Ⅱ 俳句・haikuの詩学と世界文学
拡大される俳句の詩的可能性―世紀転換期西洋と日本における新たな俳句鑑賞の出現 前島志保
最初の考えが最良の考え―ケルアックの『メキシコシティ・ブルース』における俳句の詩学
ジェフリー・ジョンソン(赤木大介/河野至恩 訳)

Ⅲ 生成する日本・東洋・アジア
義経=ジンギスカン説の輸出と逆輸入―黄禍と興亜のあいだで 橋本順光
反転する眼差し―ヨネ・ノグチの日本文学・文化論  中地幸
翻訳により生まれた作家―昭和一〇年代の日本における「岡倉天心」の創出と受容 村井則子

Ⅳ 二〇世紀北東アジアと翻訳の諸相
ユートピアへの迂回路―魯迅・周作人・武者小路実篤と『新青年』における青年たちの夢
アンジェラ・ユー(A・ユー/竹井仁志 訳)
朝鮮伝統文芸の日本語翻訳と玄鎭健の『無影塔』における民族意識 金孝順
ミハイル・グリゴーリエフと満鉄のロシア語出版物  沢田和彦

Ⅴ 〈帝国〉の書物流通
マリヤンの本を追って―帝国の書物ネットワークと空間支配 日比嘉高
日本占領下インドネシアの日本語文庫構築と翻訳事業 和田敦彦

編著者プロフィール

河野至恩(こうの・しおん)
上智大学国際教養学部、グローバル・スタディーズ研究科准教授。専門は比較文学・日本近代文学。
主な著書・論文に『世界の読者に伝えるということ』(講談社現代新書、2014年)、“Mori Ōgai and the ‘Literature of the World’:Reading Hyaku monogatari (1911) through the Eyes of the Foreign Reader.” In _“Ōgai” – Mori Rintarō: Begegnungen mit dem japanischen homme de lettres_, edited by Klaus Kracht, 269-286. Wiesbaden: Harrassowitz Verlag, 2014.(「森鴎外と「世界の文学」:「余所の国の読者」の目から読む『百物語』」。ベルリン森鴎外記念館で鴎外生誕一五〇周年を記念して刊行された論集に収録)などがある。

村井則子(むらい・のりこ)
上智大学国際教養学部、グローバル・スタディーズ研究科准教授。専門は近現代美術史、ジェンダー論。
主な著書・論文に、Journeys East: Isabella Stewart Gardner and Asia (共著、Isabella Stewart Gardner Museum、 2008年)、『ジェンダー史叢書第四巻 視覚表象と音楽』(共著、明石書店、2010年)、「ボストン美術館と日本美術:ジャポニスムを超えて」(『ジャポニスム研究』別冊三十四号、2014年)などがある。

シリーズ詳細

アジア遊学