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アマノサンコンゴウジゼンポンソウカン ダイニキ

天野山金剛寺善本叢刊 第二期

第三巻 儀礼・音楽・第四巻 要文・経釈・第五巻 重書

後藤昭雄 監修 (第三巻)中原香苗・米田真理子 編/(第四巻)箕浦尚美 編/(第五巻)赤尾栄慶・宇都宮啓吾・海野圭介 編

定価 39,960円 (本体37,000円) 在庫あり

数量:

古代・中世における寺院の営みをいまに伝える一大資料群より天下の孤本を含む平安時代以来の貴重善本を選定し収載。
精緻な影印と厳密な翻刻、充実の解題により、その資料性と文化史的・文学史的価値を明らかにする。
同叢刊第一期(「第一巻 漢学」「第二巻 因縁・教化」)に続き、第二期では、日本中世の仏教儀礼と文学・芸能に関わる古典籍を収めた「第三巻 儀礼・音楽」、経典や聖教を対象とした寺院の学芸活動から生み出された要文集と経典をめぐる講釈(経釈)の実際を伝える貴重古典籍を集めた「第四巻 要文・経釈」、金剛寺に伝わる貴重古典籍中の粋としての国宝・重要文化財等を集めた「第五巻 重書」にわかち、37点の典籍類を収載した。
*第一期・第二期にて完結となります。


【本書の特色】
・天野山金剛寺(大阪府河内長野市)に所蔵される貴重典籍をテーマごとに選定し収載。
精緻な影印と厳密な翻刻、当該分野に多くの実績を持つ研究者による解題によって、その資料性と文化史的・文学史的価値を明らかにする。
・収録典籍には国宝・重要文化財に加え、天下の孤本も多数含まれており、今次の公刊により全編が明らかになるものを多く選定している。
・翻刻・解題は、20年以上にわたり金剛寺の典籍・聖教の調査にあたった研究者によるもので、現物に拠った最新の知見を盛り込んでいる。
・原本の姿をより鮮明に伝えるカラー口絵を各巻に配した。

*こちらの商品は三分冊(分売不可)となっております。
*判型:第三巻A5判上製・第四巻A5判上製・第五巻B5判上製

ISBN 978-4-585-21212-6 Cコード C3015
刊行年月 2018年2月 判型・製本 --- 上製  1808 頁
キーワード 中世, 仏教, 古代, 古典, 日本史

目次

(第三巻 儀礼・音楽)
巻頭言 後藤昭雄
凡 例

影 印
御即位印信口決(応永二十七年〔一四二〇〕写・永享二年〔一四三〇〕写)
御即位大事(室町時代中期写)
日中行事関係故実書断簡(〔釈摩訶衍論科文〕紙背)(鎌倉時代写)
十種供養式(鎌倉時代後期写)
水分講式(明徳二年〔一三九一〕写)
龍王講式(室町時代中期写)
弥勒講式(延宝五年〔一六七七〕写)
涅槃講式(永正十六年〔一五一九〕写)
神泉薗事(室町時代中期写)
胎内五位曼荼羅(江戸時代初期写)
諸打物譜(応永二十六年〔一四一九〕写)
琵琶秘抄(室町時代前期写)
笛譜(天正十六年〔一五八八〕写)
笛譜断簡(室町時代中期~後期写)
笛譜断簡(鎌倉時代後期写)
笛譜断簡(南北朝時代写)
笙譜・金剛寺楽次第(元禄十二年〔一六九九〕写)
打毬楽(江戸時代前期写)
篳篥譜(室町時代中期写)
翻 刻
御即位印信口決御即位大事 
日中行事関係故実書断簡(〔釈摩訶衍論科文〕紙背)
十種供養式
水分講式
龍王講式
弥勒講式
涅槃講式
神泉薗事
胎内五位曼荼羅
諸打物譜
琵琶秘抄

解 題
第三巻「儀礼・音楽」概要
〈付説〉 金剛寺の法会儀礼と楽譜
御即位印信口決御即位大事 
日中行事関係故実書断簡(〔釈摩訶衍論科文〕紙背)
十種供養式
金剛寺蔵講式類
胎内五位曼荼羅
諸打物譜
琵琶秘抄
笛譜
笛譜断簡(室町時代中期~後期写)
笛譜断簡(鎌倉時代後期写)
笛譜断簡(南北朝時代写)
笙譜・金剛寺楽次第
打毬楽
篳篥譜


(第四巻 要文・経釈)
凡 例

影 印
能生諸仏経釈(元暦元年〔一一八四〕写)
佚名諸菩薩感応抄(平安時代末期写)
捌釈(平安時代末期写)
龍論鈔(正和四年〔一三一五〕写)
高野山印板目録(元亨三年〔一三二三〕写)

翻 刻
能生諸仏経釈
佚名諸菩薩感応抄
捌釈
龍論鈔

解 題
第四巻「要文・経釈」概要
能生諸仏経釈
佚名諸菩薩感応抄
捌釈
龍論鈔
高野山印板目録


(第五巻 重書)
凡 例

影 印
国宝 延喜式 巻第九 神名帳上(〔平安時代後期〕写)
国宝 延喜式 巻第十二(〔平安時代後期〕写)
国宝 延喜式 巻第十四(〔平安時代後期〕写)
国宝 延喜式 巻第十六(〔平安時代後期〕写)
重要文化財 大般涅槃経 後村上天皇宸翰奥書(〔平安時代後期~鎌倉時代前期〕写 正平十四年〔一三五九〕加筆)
重要文化財 宝篋印陀羅尼経(金字本)(〔平安時代後期〕写)
重要文化財 宝篋印陀羅尼経(墨書本)(〔鎌倉時代前期〕写)
重要文化財 梵漢普賢行願讃(〔唐時代または平安時代前期〕写)
重要文化財 妙法蓮華経 巻第八(平安時代後期 久安四年〔一一四八〕写)
重要文化財 楠木氏文書(南北朝時代 元弘二年〔一三三二〕~正平九年〔一三五四〕)
重要美術品 清水寺仮名縁起(〔鎌倉時代後期~南北朝時代〕写)
      清水寺真名縁起(〔鎌倉時代後期~南北朝時代〕写)

解 題
第五巻「重書」概要
国宝 延喜式 巻第九 神名帳上
国宝 延喜式 巻第十二・第十四・第十六
重要文化財 大般涅槃経 後村上天皇宸翰奥書
重要文化財 宝篋印陀羅尼経(金字本)
重要文化財 宝篋印陀羅尼経(墨書本)
重要文化財 梵漢普賢行願讃
重要文化財 妙法蓮華経 巻第八
重要文化財 楠木氏文書
重要美術品 清水寺仮名縁起
      清水寺真名縁起


編集後記 海野圭介

編著者プロフィール

天野山金剛寺(あまのさんこんごうじ)
大阪府河内長野市に所在する真言宗御室(おむろ)派の古刹。行基菩薩の開基と伝え、平安時代の末には鳥羽天皇の皇女・八条院暲子内親王の安堵を得た。南北朝期には、南朝方の勅願寺として後村上天皇の行在所となり、また、北朝方の光厳天皇・光明天皇・崇光天皇の三代の行在所ともなる。同時期に、高野山や南都諸寺で教学を修めた正学頭・禅恵(ぜんね)法印が金剛寺に帰り、教学に関わる多くの書物を招来し学問寺院としての基盤をかたち作ることとなった。
金剛寺には、禅恵法印による書写・収集にかかる書物が一群をなして伝来するが、それらを遡る平安時代から鎌倉時代にかけて書写された文書・典籍・聖教類も多数伝わり、古代・中世の寺院の営みを伝える一大資料群として、明治時代から現在に至るまで広く注目を集めてきた。

後藤昭雄(ごとう・あきお)
大阪大学・名誉教授、成城大学・元教授。

中原香苗(なかはら・かなえ)
神戸学院大学・元准教授。

米田真理子(よねだ・まりこ)
神戸学院大学・准教授。

箕浦尚美(みのうら・なおみ)
同朋大学・講師。

赤尾栄慶(あかお・えいけい)
京都国立博物館・名誉館員。

宇都宮啓吾(うつのみや・けいご)
大阪大谷大学・教授。

海野圭介(うんの・けいすけ)
国文学研究資料館・准教授、総合研究大学院大学・准教授。