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ヒガシアジアノコンジャクモノガタリシュウ

東アジアの今昔物語集

翻訳・変成・予言

小峯和明 編

定価 14,040円 (本体13,000円) 在庫あり

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東アジアの文学圏へ―

天竺・震旦・本朝の三国を焦点に、仏教を軸とした東アジア世界を描き出した『今昔物語集』。同書は東アジアという文脈の中でどのように立ち現れるのか。
説話圏・翻訳そして予言…多角的な観点から『今昔物語集』の位置を明らかにする。

ISBN 978-4-585-23012-0 Cコード C1039
刊行年月 2012年6月 判型・製本 A5判・上製  736 頁
キーワード 中世, 古典, 東アジア, 比較文学, 説話

目次



Ⅰ 東アジアの〈今〉と〈昔〉を繋ぐ
東アジアの『今昔物語集』―翻訳と〈予言文学〉のことども― 小峯和明
〈他者のことば〉と『今昔物語集』―漂う預言者の未来記― 竹村信治
『今昔物語集』の「未来」 千本英史
毘沙門信仰による都市伝説と預言書 金文京

Ⅱ 東アジアの宗教と信仰世界
東アジアからみる院政期日本の宗教文化―北宋新訳経典と明王信仰をめぐって― 小川豊生
仏教伝来説話と『今昔物語集』の寺院建立説話 松本真輔
加持祈祷する僧侶たち―本朝仏法部・法宝譚を中心に― 渡辺匡一
東アジアにおける地獄説話の展開―『冥報記』の影響を中心に― 李市埈
穀断の聖考―「穀断聖人持米被咲語」(『今昔物語集』巻二十八第二十四話)をめぐって― 渡辺麻里子
〈物怪〉と〈物気〉―東アジアの視点から― 増尾伸一郎
臨終と魔 伊藤聡

Ⅲ 東アジアの地域とイメージの変成
東アジアの須弥山図―敦煌本とハーバード本を中心に― 高陽
苧環型説話の表現素材の変容とその源流 馬駿
〈からくにの虎〉をめぐる朝鮮・中国観について 山口眞琴
平安朝漢文学における泰山・泰山府君の形象 吉原浩人
松浦静山と〈羅生門の鬼〉説話―『甲子夜話』にみる松浦家の過去と現在― 鈴木彰
〈薩琉軍記〉における渡琉者たち―円珍伝と為朝渡琉譚をめぐって― 目黒将史

Ⅳ 東アジアの知と学の往還
源為憲撰『世俗諺文』にみる漢語と漢籍の受容 河野貴美子
『今昔物語集』諸校注本における『三宝感応要略録』関係説話の出典注をめぐって 李銘敬
東アジア孝子説話にみる我が子の犠牲と孝―「郭巨」説話の変移をめぐって― 金英順
『今昔物語集』の兎焼身説話と漢訳仏典の間―語り手の意図について― 司志武
ベトナムの漢文説話における鬼神について―『今昔物語集』『捜神記』との比較― グエン・ティ・オワイン
中国における『今昔物語集』研究 劉九令

Ⅴ 東アジア〈予言文学〉の射程
童謡考―日韓の史書を中心に― 金英珠
高麗人・倭相・宿曜―相対化される観相― 前田雅之
物語の中の予言―夢合わせと言葉とから― 会田実
きつねたちはなにもので、どこからきて、どこへいくのか?―「名前」を得ること、もしくは「演技する身体」のアイロニー― 深沢徹
『聖母行実』における「天啓」の表現構造 張龍妹

あとがき

執筆者一覧

編著者プロフィール

小峯和明(こみね・かずあき)
立教大学文学部教授。文学博士。専門は日本中世文学、東アジアの比較説話。
著書に『中世法会文芸論』(笠間書院、2009年)、『中世日本の予言書』(岩波新書、2007年)、『院政期文学論』(笠間書院、2006年)、『野馬台詩の謎』(岩波書店、2003年)、『説話の言説』(森話社、2002年)、『説話の森』(岩波現代文庫、2001年)、『説話の声』(新曜社、2000年)等。

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