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シャンハイヒャクネン

上海一〇〇年

日中文化交流の場所(トポス)

鈴木貞美・李征 編

定価 4,536円 (本体4,200円) 在庫あり

数量:

国際都市上海の知られざる諸相を探る

戦前・戦後にまたがり日中文化交流の場であった上海。
上海を描いた作家である芥川龍之介、横光利一、晩年を過ごした田村俊子、戦後の上海で生活をした堀田善衛ら作家たちの姿や、雑誌や翻訳事情などを発掘。
日中双方の研究者によって、いまだ未解明な部分が多い近代東アジアの実像に迫る。

ISBN 978-4-585-29049-0 Cコード C1090
刊行年月 2013年1月 判型・製本 四六判・上製  296 頁
キーワード 東アジア, 評論, 近代

目次



「上海一〇〇年」に寄せて
 知られざる日本の親中国派と上海 鈴木貞美

清末民初の日中交流
 清末民初の上海文明戯と日本―日中間を往復する演劇人たち 陳凌虹
 芥川龍之介と上海―中国体験のもう一面 単援朝
 劉吶鴎と「新興文学」―マルクス主義文芸理論の受容を中心として 王志松

横光利一『上海』をめぐって
 横光利一『上海』論のために―言語都市〈上海〉とその〈日本〉をめぐる表象の歴史性 古矢篤史
 横光利一『上海』と映画表象 中沢弥

田村俊子という存在
 日本占領下の上海文壇―田村俊子の足跡を中心に 劉建輝
 田村俊子の一九三九年―日本から中国へ 王紅

メディアと文学
 上海の日本語雑誌メディア―『上海消息』 和田博文
 占領期上海で翻訳紹介された日本文学―章克標訳『現代日本小説選集』収録作品の初出を読む 石川肇
 太平洋戦争期の「日華交流」と上海発の文学―『上海時代』と黒木清次「棉花記」から 横路啓子

付録 年表

編著者プロフィール

鈴木貞美(すずき・さだみ)
国際日本文化研究センター教授。東京大学文学部仏文科卒。専門は、日本近現代文芸文化史。日本近現代文芸文化史の再編を進め、国際的に活躍。
著書に『日本人の生命観――神、恋、倫理』(中公新書、二〇〇八年)、『「日本文学」の成立』(作品社、二〇〇九年)、『入門日本近現代文芸史』(平凡社新書、二〇一三年)などがある。

李征(り・せい)
復旦大学準教授。瀋陽大学日本語科卒。専門は、日本近現代文学、比較文学。
主な著書に、『表象としての上海』(東洋書林、二〇〇一年)、『都市空間の叙述形態――日本近代小説文体研究』(復旦大学出版社、二〇一二年)などがある。