基礎学から文芸・教養書までを刊行する総合出版社。
Publishing the books about Japanese literature, history and etc.

  • ホーム
  • お知らせ
  • ご利用案内
  • お問い合わせ
  • 会社案内
特集ページ
電子書籍はこちら

ゾウホカイテイ センソウ ラジオ キオク

増補改訂 戦争・ラジオ・記憶

貴志俊彦・川島真・孫安石 編

定価 7,344円 (本体6,800円) 在庫あり

数量:

ラジオが伝えた20世紀の戦争と東アジア世界を解く

ラジオは戦争をどのように伝え、リスナーに記憶させたのか。
ラジオ草創期から、日中戦争~冷戦間に繰り広げられた電波戦争が、20世紀の国際関係・政治・社会・文化に与えた影響を解明するとともに、インターネットラジオや震災後のコミュニティ放送の可能性も提示。ラジオの時代を知るための基本書籍と基礎資料も紹介。
入門者から研究者まで、メディア研究の必携書!

ISBN 978-4-585-22119-7 Cコード C0021
刊行年月 2015年7月 判型・製本 A5判・上製  632 頁
キーワード 戦争, 文化史, 日本史, 昭和, 東アジア, 社会学, 近現代

目次

カラー口絵
増補版序言 戦後七十年―再評価されるラジオ 貴志俊彦・川島真・孫安石

第1部 戦争とラジオ
第1章 ラジオ文明とファシスト的公共性 佐藤卓己
第2章 ラジオ・メディア空間をめぐる日中電波戦争 貴志俊彦
第3章 日中戦争と上海の日本語放送 孫 安石
第4章 日中戦争期における重慶発ラジオ放送とその内容 川島真
第5章 中国の日本人捕虜と「対敵宣伝ラジオ放送」 貴志俊彦
第6章 抗戦教育に変質する中華民国の「電化教育」 貴志俊彦

第2部 ラジオと「帝国」
第1章 天皇報道とラジオ 竹山昭子
第2章 ラジオ放送と植民地台湾の大衆文化 李承機
第3章 植民地朝鮮のラジオ放送と聴取者 金栄熙(孫安石訳)
第4章 ラジオを利用した植民地朝鮮の「国語」教育 上田崇仁
第5章 満洲のラジオ放送と聴取者 川島真
第6章 『広播週報』からみる中国流行歌 西村正男

第3部 冷戦とラジオ
第1章 米国統治下の沖縄と親子ラジオ 大城由希江
第2章 台湾(中華民国)の対外ラジオ放送政策 川島真
第3章 台湾における日常生活のなかの「反共知識」構築 林果顕(周俊宇・岩口敬子訳)
第4章 軍事最前線金門島からの呼び声 江柏煒・林美華(川島真訳)
第5章 北朝鮮ラジオ放送の成立とソ連の存在 小林聡明
第6章 戦後東北における中国共産党のラジオ放送 梅村卓

第4部 研究の新潮流
日本 白戸健一郎/台湾 林果顕(川崎真美訳)

第5部 ラジオ研究著作シリーズ―自著・他著を語る
『ラジオ黄金時代』/『戦争とラジオ』/『もうひとつの昭和』/『「声」の資本主義』/『声の祝祭』/『現代日本メディア史の研究』/『ラジオ体操の誕生』/『英語講座の誕生』/『ブラック・プロパガンダ』/『二〇世紀放送史 資料編』/『中国広播電視通史』/『史料が語る太平洋戦争下の放送』/『レコードと近代上海の社会生活』/『戦前日本のエレクトロニクス』/『コミュニティメディアの未来』/『ラ・ラ・ラ、ラジオ沖縄』/『ラジオの歴史』/『戦前のラジオ放送と松下幸之助』/『占領する眼・占領する声』/『アメリカ映画史におけるラジオの影響』/『太平洋戦争下 その時ラジオは』/『戦後日本の聴覚文化』/『プロパガンダ・ラジオ』

第6部 ラジオ研究のための文献・資料紹介
NHK放送博物館/郵政博物館資料センター/外務省外交史料館/防衛庁防衛研究所史料室/日本ラジオ博物館/国家発展委員会檔案管理局・国史館・党史館・国家図書館(台北市)/吉林省檔案館/中国第二歴史檔案館(南京市)/上海市檔案館/北京市檔案館/中山・中国収音機博物館(広東省中山市)
文献リストⅠ(二〇〇五年以前)/文献リストⅡ(二〇〇六年以降)

巻末資料
東アジア・ラジオ放送関連年表
日本帝国圏のラジオ放送局一覧
中華民国のラジオ放送局一覧
日本内地・関東州・満洲のラジオ番組(1936年1月)
日本の国際放送年度別実施状況一覧
重慶・昆明の日本語放送(1945年7月~9月)

あとがき 貴志俊彦

人名・事項索引

編著者プロフィール

貴志俊彦(きし・としひこ)
京都大学地域研究統合情報センター・教授、日本学術会議連携会員。専門は東アジア近現代史。
主な著書に、『日中間海底ケーブルの戦後史―国交正常化と通信の再生』(吉川弘文館、2015年)、『東アジア流行歌アワー―越境する音 交錯する音楽人』(岩波書店、2013年)、『満洲国のビジュアル・メディア―ポスター・絵はがき・切手』(吉川弘文館、2010年)などがある。

川島 真(かわしま・しん)
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻・教授、日本学術会議連携会員。専門は中国近現代史、アジア政治外交史。
主な著書に、『チャイナ・リスク』(編著、日本の安全保障第5巻、岩波書店、2015年)、『近代中国をめぐる国際政治』(編著、中央公論新社、2014年)、『電波・電影・電視―現代東アジアの連鎖するメディア』(共編著、青弓社、2012年)などがある。

孫 安石(そん・あんそく)
神奈川大学外国語学部・教授。専門は中国近代史、上海都市史。
主な編著書に、『近現代中国人日本留学生の諸相』(共編、御茶の水書房、2015年)、『租界研究新動態』(共編、上海人民出版社、2011年) 、『近代中国都市案内集成―上海編』(監修・解説、ゆまに書房、2011年)などがある。

書評情報

・「東方」418号(2015年12月)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:岡部匡伸(日本ラジオ博物館館長))
・「信濃毎日新聞」(2016年1月17日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:山口文憲(ノンフィクション作家))