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ニホンケンノタンジョウ

日本犬の誕生

純血と選別の日本近代史

志村真幸 著

定価 2,592円 (本体2,400円) 在庫あり

数量:

土佐犬はなぜ「日本犬」ではないのか?

「絶滅危機にある日本犬を守らねばならない」
日本固有の犬種の保護・飼育を目指して発足した平岩米吉らの日本犬保存会。
彼らは、真正なる「日本犬」の姿を追い求め、淵源を探り、7つの犬種を天然記念物に指定することで、純血種の保存をはかっていった。
しかし、そこには排除と選択の論理のなかで創り出された「日本犬」の姿があった。
近代化、国民国家形成、動物保護、戦争…。
博物学者・南方熊楠と平岩との対話を起点に、時代に翻弄され、淵源と純血を求められ続けた犬たちをめぐる言説をたどり、日本近代史の裏側を照らし出す。

ISBN 978-4-585-22172-2 Cコード C0021
刊行年月 2017年3月 判型・製本 四六判・上製  256 頁
キーワード 大正, 文化史, 日本史, 明治, 昭和, 近代

目次

序 章

第一章 ニホンオオカミは「いつ」絶滅したのか?―平岩米吉と南方熊楠―
 一 平岩米吉と南方熊楠
 二 平岩米吉とニホンオオカミの絶滅
 三 『動物文学』とニホンオオカミ
 四 南方熊楠とオオカミ
 おわりに

第二章 ジャッカルと日本犬―犬の祖先をめぐる問題―
 一 野干はジャッカルなり
 二 犬の祖先はジャッカルかオオカミか
 三 日本犬保存会
 おわりに

第三章 「日本犬」の姿を求めて―近世以前の日本犬―
 一 本来の日本犬
 二 その後の研究

第四章 明治期日本の犬たち―洋犬の導入と日本犬の衰退―
 一 洋犬の輸入と遊猟
 二 狩猟マニュアル本に見る猟犬たち
 三 日本犬の発見
 四 日本犬保存会の設立―その前史と設立後の活動方針―
 五 秋田犬の天然記念物指定
 おわりに

第五章 日本犬保存会と天然記念物―甲斐犬の指定を中心に―
 一 日本犬保存会の成立─理事を中心に─
 二 甲斐犬の天然記念物指定
 三 番犬としての日本犬
 おわりに

第六章 昭和初期日本犬の検討―猟犬、使役犬、番犬、愛玩犬―
 一 犬を買う
 二 品種と能力
 三 日本犬を飼育した人々
 おわりに

第七章 狆と高安犬―日本犬から外された犬―
 一 狆
 二 高安犬
 三 名犬とは何か
 おわりに

第八章 日本犬と戦争―立憲政友会と軍用犬―
 一 猪野毛利栄
 二 軍用犬としての日本犬
 三 軍用犬としての限界
 おわりに

おわりに

あとがき

索 引

編著者プロフィール

志村真幸(しむら・まさき)
1977年神奈川県生まれ。2000年、慶応義塾大学文学部卒。2007年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。博士(人間・環境学)。専門は南方熊楠研究。とくに西洋史の立場から、熊楠を近代世界のなかに位置づけることを目指している。南方熊楠研究会運営委員、京都外国語大学非常勤講師。
著書に『猫と南方熊楠』(共和国、2017年、共著)、『異端者たちのイギリス』(共和国、2016年、編著)、『南方熊楠英文論考[ノーツ・アンド・クエリーズ]誌篇』(集英社、2014年、共訳)、『南方熊楠大事典』(勉誠出版、2012年、共著)、『南方熊楠とアジア』(勉誠出版、2011年、共著)などがある。

書評情報

・「日本経済新聞」(2017年4月29日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:水原紫苑(歌人))
・「東京新聞(中日新聞)」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:片野ゆか(ノンフィクション作家))
・「北海道新聞」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「京都新聞」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「神戸新聞」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「信濃毎日新聞」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「京都新聞」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「新潟日報」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「京都新聞」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「秋田魁新報」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「岩手日報」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「徳島新聞」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。
・「愛媛新聞」(2017年5月7日)にて、本書の書評が掲載されました。

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