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「川中島合戦図屛風」「長篠・長久手合戦図屛風」「関ヶ原合戦図屛風」など、主要作品20数点を、歴史学の視点から丹念に読み解き、図像的特徴や成立背景、写本の普及と合戦像の定着、後世の評価について明らかに。長年、合戦図屛風を追究してきた著者による研究成果の集大成。
高橋修(たかはし・おさむ)茨城大学人文社会科学部教授。専門は日本中世史。主要著書に『中世武士団と地域社会』(清文堂出版、2000年)、『図説 戦国合戦図屏風の世界』(監修、学研、2002年)、『【異説】もうひとつの川中島合戦―川中島合戦図屏風の発見』(洋泉社、2007年)、『熊谷直実 中世武士の生き方』(吉川弘文館、2014年)、『信仰の中世武士団―湯浅一族と明恵―』(清文堂出版、2016年)などがある。
★書評・紹介★「日本歴史」896号(2023年1月1日発行)に書評が掲載されました。 →評者:堀 新氏(共立女子大学文芸学部教授)