カートは空です。
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「文語文」をご存じでしょうか。知らない、という方もいるかもしれません。でも実は私たちの身の回りには、文語による表現が多数ちりばめられています。例えば学校の校歌、手紙の文章、新聞記事等々・・・。戦後の国語改革で否定されてきた文語文が、なぜ、いまなお人びとの言語生活のなかに息づいているのか。古いことばの格調の高さがもつ魅力と、その意外な効果を明らかにします。
三浦勝也(みうら・かつや)昭和20年(1945)宮城県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。同大学院修士課程修了。近代文学専攻。都立高校教諭、立正大学講師(非常勤)、都立工業高等専門学校教授、都立産業技術高等専門学校教授(兼任)を歴任。都立工業高等専門学校名誉教授。専門は文章表現論、近代文語論。論文に「古典教育と文語教育」(都立産業技術高専紀要)、「普通文と時文」(都立産業技術高専紀要)、著書に『小林秀雄・中村光夫・江藤淳』(中道館)、『大岡昇平・伊藤整・井上靖・武田泰淳』(中道館)がある。
・「正論」(平成26(2014)年10月号)にて、本書の書評が、著者インタビューとともに大きく掲載されました。・「信濃毎日新聞」(2014年10月19日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:岸本葉子(エッセイスト))