カートは空です。
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中国を旅した谷崎潤一郎は、そこで何を見たのか、どんな影響を受けたのか、そしてそれをどのような物語として表現したのか。体験と表象の両面から、中国、上海と創作の関わりを考察。日本、中国、欧米の研究者による論考を掲載し、世界の読者が読む谷崎の世界を提示する。
千葉俊二(ちば・しゅんじ)早稲田大学教育学部・総合科学学術院教授。専門は日本近代文学。主な著書に、『物語の法則 岡本綺堂と谷崎潤一郎』(青蛙房、2012年)、『物語のモラル 谷崎潤一郎・寺田寅彦など』(青蛙房、2012年)などがある。銭暁波(せん・ぎょうは)東華大学外語学院准教授。専門は日本近代文学、日中比較文学。主な著書・論文に『日本と中国の新感覚派文学に関する比較研究:ポール・モーラン、横光利一、劉吶鴎、穆時英を中心に』(上海交通大学出版社、2013年)、「ポール・モーランの芸術の本質に関する論争―『夜ひらく』を中心に」(『言語と交流』第16号、2013年7月)、「若き荷風と中国―『上海紀行』における漢詩表現に関する一考察」(『和漢比較文学』第52号、2014年2月)などがある。