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文献時代の初めから明治時代に至る諸資料を博捜・引用し、時代別・文体別に詳述。日本文化・社会の根幹をなす文章・文体の展開を歴史的に位置づける意欲作。著者の学問における同書の位置、また、その現代的意義を示す充実の解説も収載。
山田孝雄(やまだ・よしお)1875年-1958年。日本大学文学部国語科主任・東北帝国大学教授・神宮皇學館大学長を歴任。1957年、文化勲章受章。国語学・国文学を中心に極めて幅広い業績を遺した。「最後の国学者」と称され、特に文法学において築いた体系(山田文法)は今なおその価値を失っていないとされる。一方で国史国文に関わる様々な資料の紹介や解説の執筆にも尽力した。著書多数。藤本灯(ふじもと・あかり)国立国語研究所・言語変化研究領域・特任助教。田中草大(たなか・そうた)東京大学大学院国語研究室・助教。北﨑勇帆(きたざき・ゆうほ)東京大学大学院生、人文社会系研究科。