カートは空です。
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朝廷・幕府や荘園領主の側ではなく、「地下」(荘園・公領の現地)において、作成され、機能した文書群が多数存在する。それらはいかにして保存され、今日に伝わったのか。その生成・機能・展開などの全体像を明らかにすることで従来の古文書学の枠組みや発想を捉えなおし、史料論の新たな地平を切り拓く。
春田直紀(はるた・なおき)熊本大学教育学部教授。専門は日本中世史(生業論・史料論)。主な著書・論文に『日英中世史料論』(編著、日本経済評論社、2008年)、「中世海村の生業暦」(『国立歴史民俗博物館研究報告』一五七、2010年)、『阿蘇カルデラの地域社会と宗教』(編著、清文堂出版、2013年)などがある。