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変容し続ける現代社会を、民俗学・文化人類学はどのように捉えることができるのか。文化の伝承は、どのように記録・記憶・保存され、未来に向かうのか。都市化の拡大や、民俗・民族文化の継承、発展、人と人のつながりの変化など、諸地域の社会と生活、文化を取り上げ、グローバル化が拡大する東アジアの現在を見つめなおす。
松尾恒一(まつお・こういち)国立歴史民俗博物館教授、総合研究大学院大学教授、千葉大学大学院客員教授。博士(文学)。専門は民俗宗教・民間信仰、日中文化交流史。主な著書・論文に『物部の民俗といざなぎ流』(吉川弘文館、2011年)、『儀礼から芸能へ 狂騒・憑依・道化』(角川学芸出版、2011年)、『琉球弧―海洋をめぐるモノ・人、文化』(編著、岩田書院、2012年)、「清代、南シナ海の海商・海賊、漁民と媽祖信仰、歴史と伝承」(『儀礼文化学会紀要』通巻四十七号、2017年)などがある。