古典籍や古文書に使用されている紙は、いったいどのような製法により作られたものなのか。先人たちは紙にどのような加工や工夫を凝らしてきたのか―。
旧来の書誌学・書物学的検討に加え、高精細デジタルマイクロスコープや機械学習など、最先端の技術を組み合わせ、古典籍の世界を「紙」というレンズから探る!
新連載『松朋堂新収古書解題』収載!第一回は『文選』巻十九断簡(〔康和元年(一〇九九)〕写)・『武家諸作法抜書』存三巻(〔慶長〕写)・李誠国詩懐紙・雪庵宗圭詩懐紙(寛永元年(一六二四)・延宝二年(一六七四))を紹介。