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関東における政治・宗教・学問の展開、禅林におけるヒト・モノ・思想の流入と伝播、堂上・地下における多様な文化の結節点としてある連歌。多元的な場を内包しつつ展開した室町期の文芸テキストを、言語・宗教・学問・芸能等諸ジャンルの交叉する複合体(アマルガム)として捉え、その表現の基盤と成立する場を照射することで、室町の知的環境と文化体系を炙り出す。
鈴木 元(すずき・はじめ)1963年生まれ。熊本県立大学教授。専門は日本中世文学。主編著に『室町の歌学と連歌』(平成9年、新典社)、『文学史の古今和歌集』(共編、平成19年、和泉書院)、『細川幽斎 戦塵の中の学芸』(共編、平成22年、笠間書院)、『つける 連歌作法閑談』(平成24年、新典社)などがある。
「熊本日日新聞」(2014年11月2日)にて、本書の書評が掲載されました。(評者:森正人(熊本大学名誉教授))