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醍醐寺文化財調査百年誌

「醍醐寺文書聖教」国宝指定への歩み
醍醐寺文化財研究所 編
ISBN 978-4-585-22504-1 Cコード 3020
刊行年月 2013年8月 判型・製本 A5判・上製 320 頁
キーワード アーカイブズ,美術,文化史,仏教,日本史

定価:4,180円
(本体 3,800円) ポイント:114pt

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書籍の詳細
文化財はどのように守られ、伝えられてきたのか

醍醐寺は、平安時代の創建より今に至るまで、人々の祈りや信仰を背景に、文化財を守り、伝え続けてきた。
その醍醐寺に伝わる「醍醐寺文書聖教」は、仏教のみならず、政治・経済・芸能等の分野にわたって、日本の歴史・文化を伝える一級の史料として、平成25年、69,378点が国宝に指定された。
国内最多級の「紙の文化」の保存・伝承に尽力した人々の営みはいかなるものであったのか。
どのような理念の元で、総合的な文化財調査が行われてきたのか。
百年に及ぶ調査・研究の営みを振り返り、これからの文化財の保存と活用について提言する。

 

 

目次
序 仲田順和

一 醍醐寺の文化財と調査の進展
醍醐寺の文化財と文化財研究所 仲田順和
黒板勝美先生と醍醐寺古文書調査 附 醍醐の花見・黒板勝美先生の筆跡 大隅和雄
寶月圭吾先生 須磨千頴
佐和隆研先生 奥田勲
菊地勇次郎先生 神田千里
醍醐寺霊宝館の成立と発展 黒板伸夫

二 文化財調査としての展開
古文書調査の方法 小原仁
古文書調査から文化財総合調査へ 林譲
古文書・聖教 林譲
国語学 小林芳規
国文学 奥田勲
絵画 有賀祥隆・川村知行
彫刻 副島弘道
建築 藤井恵介・山岸常人
古文書・聖教の文化財指定 安達直哉
醍醐寺における情報処理 永村眞
『醍醐寺文書聖教目録』の刊行 藤井雅子
醍醐寺の国宝・重要文化財 長瀬福男

三 回想文化財調査
齊藤明道師 附 明道語録抄 大隅和雄・奥田勲
弥永貞三、笠原一男先生の思い出 大隅和雄
田中稔先生と奈良文化財研究所の調査 小林芳規
東京大学史料編纂所の調査と歴代所長 菊地大樹
追懐二三 馬渕和夫
醍醐連句抄録 奥田勲

四 古文書調査年譜・百年の署名簿

あとがき

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